レアル・ソシエダは現地時間２月23日に行なわれたラ・リーガ第25節でレガネスに３-０の快勝を収めたが、久保建英は素晴らしいドリブルからのシュートで今季５ゴール目を記録している。

【動画】久保建英がカットインから鮮やかなゴール！
　序盤の12分にアルゼン・ザカリャンのミドルで先制して後半を迎えたホームのソシエダは、その３分後に久保が右タッチライン際からドリブルでゴールに迫り、巧みなフェイントでマーカーを抜き去ってペナルティーエリアに侵入すると、マイナスに切り返して次の相手をかわし、シュートコースが空いたのを見逃さずにすかさず左足を振り抜き、ゴール左隅に素晴らしい一撃を突き刺した。
  　80分にもホン・アンデル・オラサガスティのダイレクトボレー弾でダメを押すなど、この試合のゴールはいずれも見事なものだったが、そのなかでも秀逸のテクニックで相手守備陣を切り裂いた久保のゴラッソに対し、クラブはSNSで「これぞタケのプレーだ」と称賛し、公式サイトでは「後半の立ち上がり、久保の個人技によってラ・レアルが試合の行方を決定づけた。狭い角度からのシュートが相手DFに当たった後、そのままゴールネットを揺らした」と伝えている。

　現地メディアの反応や評価を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は得点場面を「「なんて素晴らしいんだ！　ファン・クルスと１対１になり、最初の股抜きでは少々運にも恵まれたが……左足でシュートを撃つスペースを作り、相手に当たった後、そのままネットに吸い込まれた。勇敢に攻め込んでいたレガネスだったが、ラ・レアルは素晴らしいゴールで応えた。久保は特別な選手だ」と報じ、３点満点の採点ではチーム最高タイの「２」を与えた。

　一方、『as』紙はザカリャンとともに満点の「３」を久保に付与し、「なんて素晴らしい、タケフサ！」「ドリブル開始、股抜き、そしてゴールへ――久保の"メッシ級"のスーパーゴール！」「トレードマークのプレーによるゴール」「久保がまたしても驚きのプレーを見せ、エリア内で相手をかわして２点目を決めた」「見事な個人技」「久保の素晴らしいゴールがホームのファンを歓喜させた」

　続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTVO』紙は、「魔法のようなプレー」と久保のゴールに繋がる一連の動きを表現し、個別評価の記事では「特別な存在。前半はペナルティーエリアからやや離れた位置でプレーし、狭いスペースで効果的な連係を披露。後半、最初のチャンスでクルスに股抜きを決め、エリア内でアドリア・アルティミラと対峙。そのままシュートを放ち、相手DFのわずかな助けもありながら２-０となるゴールを決めた」と寸評を綴っている。