今週末も欧州主要リーグでは多くの日本人選手がピッチに立ち、様々な形で奮闘を見せている。
【動画】久保建英が股抜きカットインから鮮やかなゴール!
世界最高峰とされるプレミアリーグ(第28節)では、首位リバプールが最下位サウサンプトンを3-1で下した一戦で、遠藤航(81分から)と菅原由勢(64分から)がともに後半途中出場を果たして対峙したことはトピックのひとつであるが、前者はほとんど見せ場がなく、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の10点満点の採点でも評価なし、後者はハンドでホームチームのダメ押しゴールをお膳立てしたことで、両チーム最低タイの「5」を与えられた。
一方、ブライトン(フルアムに2-1の勝利で4連勝)では三笘薫が先発出場して86分間プレー。55分にゴールネットを揺らすも、味方のオフサイドで無効とされた左ウィンガーに対しては、地元総合サイト『Sussex World』が「前半は目立ったり、消えたりを繰り返していたが、後半は良くなった。ヤンクバ・ミンテのオフサイドによってゴールは取り消されたものの、守備ではしっかり戻り、ペルビス・エストゥピニャンとともに、アレックス・イウォビに対応した」として、採点は及第点の「6」としている。
ゴールに関与したのは、イプスウィッチと対戦したクリスタル・パレスの鎌田大地だ。72分にエディ・ヌケティアに代わってピッチに登場。その10分後にイスマイラ・サールとの連係から敵陣深くでボールを受け、マーカーへのリバウンドがサールへのリターンとなり、このセネガル代表FWが抜け出して技巧的なロブシュートを決めた(1-0)。
このところは出場機会に恵まれない中で、短いプレー時間でチームの3連勝(公式戦では4連勝)に貢献した背番号18に、サッカー専門サイト『Football Insider』はチーム2番目タイとなる「7」の高採点を付与し、「サールの決勝ゴールの場面ではビルドアップで重要な役割を果たしたが、アシストとして記録されなかった」と評している。
得点関与ということでは、ブンデスリーガでバイエルンの伊藤洋輝が25節ボーフム戦で2つのゴールを演出。16分に左サイドからの彼のスルーパスで相手ゴールに迫ったセルジュ・ニャブリが潰されるも、こぼれ球をラファエル・ゲレイロが詰めて先制すると、23分にもこの日本代表DFが入れたクロスがトーマス・ミュラー→ゲレイロと繋がって追加点となった。
ドイツの日刊紙『BILD』は、1点目について「ホームのバイエルンが積極的なプレーを見せる中で、伊藤が(走り込む)ニャブリを見つけて見事なスルーパス」と賛辞を贈り、2点目については「ペナルティーエリア左手前で伊藤が十分なスペースを得て、ミュラーにクロス。(中略)この場面でのボーフムの守備は脆弱だった」とレポート。試合自体はこの2点リードから逆転負け(2-3)を喫するという悪夢の結末となり、最終ラインの一角を担う伊藤としても悔しさを味わう結果となったが、攻撃面では間違いなく強い印象を残したと言えよう。
そしてリーグ・アン第25節では、モナコの南野拓実が、トゥールーズとのアウェーマッチで自ら先制点をゲット。17分にマグネス・アクリウシュのボール奪取からミカ・ビエレスが入れたグラウンダーのクロスをオフサイドラインぎりぎりのところで合わせて今季リーグ4点目(公式戦7点目)を挙げている。
チームはその後も多くの得点機を迎えるも活かせず、後半アディショナルタイムに同点弾を許すという、こちらも悔いの残る結果(1-1)となったが、得点への意欲が強く、効果的な動きで再三相手守備陣に脅威を与えた日本代表アタッカーに対して、モナコのクラブ専門サイト『LA DIAGONALE』は、「日本人選手はこの試合でもゴールと、完全に勢いに乗っている。これはシーズン終盤に向けて良い兆しだ」と綴り、以下のようにその74分間のプレーを振り返った。
「ミナミノはビエレスの絶妙なパスを冷静に決めた他、前半は他にも危険な場面を創り出した。3-4-3を採用したトゥールーズの中盤で効果的なスペースを見つけ、ジブリル・シディベとジェイディ・カンボのビルドアップを常に妨害していたが、もう少し良いプレーをしていればという場面もいくつかあった。そして後半は、やや迫力を欠いた」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】モナコの南野が先制ゴール! 25節トゥールーズ戦ハイライト
【動画】久保建英が股抜きカットインから鮮やかなゴール!
世界最高峰とされるプレミアリーグ(第28節)では、首位リバプールが最下位サウサンプトンを3-1で下した一戦で、遠藤航(81分から)と菅原由勢(64分から)がともに後半途中出場を果たして対峙したことはトピックのひとつであるが、前者はほとんど見せ場がなく、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』の10点満点の採点でも評価なし、後者はハンドでホームチームのダメ押しゴールをお膳立てしたことで、両チーム最低タイの「5」を与えられた。
一方、ブライトン(フルアムに2-1の勝利で4連勝)では三笘薫が先発出場して86分間プレー。55分にゴールネットを揺らすも、味方のオフサイドで無効とされた左ウィンガーに対しては、地元総合サイト『Sussex World』が「前半は目立ったり、消えたりを繰り返していたが、後半は良くなった。ヤンクバ・ミンテのオフサイドによってゴールは取り消されたものの、守備ではしっかり戻り、ペルビス・エストゥピニャンとともに、アレックス・イウォビに対応した」として、採点は及第点の「6」としている。
ゴールに関与したのは、イプスウィッチと対戦したクリスタル・パレスの鎌田大地だ。72分にエディ・ヌケティアに代わってピッチに登場。その10分後にイスマイラ・サールとの連係から敵陣深くでボールを受け、マーカーへのリバウンドがサールへのリターンとなり、このセネガル代表FWが抜け出して技巧的なロブシュートを決めた(1-0)。
このところは出場機会に恵まれない中で、短いプレー時間でチームの3連勝(公式戦では4連勝)に貢献した背番号18に、サッカー専門サイト『Football Insider』はチーム2番目タイとなる「7」の高採点を付与し、「サールの決勝ゴールの場面ではビルドアップで重要な役割を果たしたが、アシストとして記録されなかった」と評している。
得点関与ということでは、ブンデスリーガでバイエルンの伊藤洋輝が25節ボーフム戦で2つのゴールを演出。16分に左サイドからの彼のスルーパスで相手ゴールに迫ったセルジュ・ニャブリが潰されるも、こぼれ球をラファエル・ゲレイロが詰めて先制すると、23分にもこの日本代表DFが入れたクロスがトーマス・ミュラー→ゲレイロと繋がって追加点となった。
ドイツの日刊紙『BILD』は、1点目について「ホームのバイエルンが積極的なプレーを見せる中で、伊藤が(走り込む)ニャブリを見つけて見事なスルーパス」と賛辞を贈り、2点目については「ペナルティーエリア左手前で伊藤が十分なスペースを得て、ミュラーにクロス。(中略)この場面でのボーフムの守備は脆弱だった」とレポート。試合自体はこの2点リードから逆転負け(2-3)を喫するという悪夢の結末となり、最終ラインの一角を担う伊藤としても悔しさを味わう結果となったが、攻撃面では間違いなく強い印象を残したと言えよう。
そしてリーグ・アン第25節では、モナコの南野拓実が、トゥールーズとのアウェーマッチで自ら先制点をゲット。17分にマグネス・アクリウシュのボール奪取からミカ・ビエレスが入れたグラウンダーのクロスをオフサイドラインぎりぎりのところで合わせて今季リーグ4点目(公式戦7点目)を挙げている。
チームはその後も多くの得点機を迎えるも活かせず、後半アディショナルタイムに同点弾を許すという、こちらも悔いの残る結果(1-1)となったが、得点への意欲が強く、効果的な動きで再三相手守備陣に脅威を与えた日本代表アタッカーに対して、モナコのクラブ専門サイト『LA DIAGONALE』は、「日本人選手はこの試合でもゴールと、完全に勢いに乗っている。これはシーズン終盤に向けて良い兆しだ」と綴り、以下のようにその74分間のプレーを振り返った。
「ミナミノはビエレスの絶妙なパスを冷静に決めた他、前半は他にも危険な場面を創り出した。3-4-3を採用したトゥールーズの中盤で効果的なスペースを見つけ、ジブリル・シディベとジェイディ・カンボのビルドアップを常に妨害していたが、もう少し良いプレーをしていればという場面もいくつかあった。そして後半は、やや迫力を欠いた」
構成●THE DIGEST編集部
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