現地時間3月29日に行なわれたリーグアン第27節、スタッド・ドゥ・ランス(以下ランス)は強敵マルセイユを3-1で下し、実に16試合ぶりとなる勝利を飾っている。
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降格の危機が迫っているランスが本拠地オーギュスト=ドローヌに迎えたのは2位の名門クラブであり、試合はこのアウェーチームの攻勢で進んだが、29分にペナルティーエリア内でパスを受けた中村敬斗がマーカーをかわしてゴール右隅へ突き刺し先制ゴールを奪うと、51分には伊東純也のボール奪取を起点とした速攻から中村→ママドゥ・ディアコンと繋がって追加点、さらに68分にもヴァレンティン・アタンガナのドリブルシュートが炸裂し、守備では攻め続ける相手の反撃を1点に抑えてみせた。
苦しい状況でチームを勇気づけるゴールを生み出した中村は自身のSNSで試合の画像を公開して喜びを表わし、一方でクラブはSNSで「我々の心を震わせるゴール」と彼を含めた得点者たちに賛辞を贈り、また公式サイトでは「マルセイユ相手に素晴らしいパフォーマンスを発揮」とチームを称賛するとともに、中村の得点を「相手の守備を切り裂いて強烈なシュートを放ち、ゴールネットを揺らした」と伝えている。
リーグの「マン・オブ・ザ・マッチ」にも選定された中村に関する現地メディアの報道を見ると、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は「中村が躍動。彼はゴールとアシストを記録し、残留争いを続けるランスの貴重な勝利に貢献した」と称賛し、得点場面については「(エリア内で対峙した)レオナルド・バレルディの消極的な対応を見逃さず、右足でGKジェロニモ・ルッリを破りゴールを決めた」と報じた。
日刊紙『LE FIGARO』は、「守勢のランスは堅実に、そして団結しながら耐え、チャンスを待った。そしてその瞬間は、試合開始から30分が経過する直前に訪れた。エリア内でボールを持った中村は、膝の負傷で万全ではなかったマーカーのバレルディを翻弄し、右足の強烈なシュートでネットを揺らした」「51分、スペースに抜け出した中村が、倒れながらもディアコンへ絶妙なパスを供給」と、彼の得点に関与したプレーに言及している。
一方、『ouest france』紙は10点満点の採点で単独最高の「8」を中村に与え、「29分に先制ゴールを決め、51分には追加点をアシストした日本人アタッカーは、限られたボールタッチの中で完璧にチャンスを活かした。さらに彼は、試合終了のホイッスルが鳴るまで全力を尽くした」と、寸評でもその働きを高く評価した。
続いてサッカー専門サイト『SO FOOT』は、「中村がマルセイユに冷や水を浴びせた」「相手陣内へ初めて進入した瞬間、彼はバレルディを翻弄し、ルッリの牙城を崩して先制ゴールをゲット。これはランスにとって、リーグでの久々のゴールであり、最後に得点したのは2月2日、ナントのジャン=シャルル・カステレットによるオウンゴールだった」と報じている。
『maxifoot.fr』はチーム2番目タイとなる「7.5」の高採点を背番号17に付与し、「今季のランスで最も優れた選手が、またしても輝きを放った。鋭いシュートで先制点を決めた他、ハーフタイム明けにはディアコンの追加点をアシストし、限られたボールタッチの中でも決定的な働きを見せた」と、寸評は終始ポジティブな内容となった。
最後にランスの地元スポーツ専門サイト『sport club』は、「ディアコンのパスを受けたケイトが、バレルディのマークをスピードで振り切り、冷静にインサイドキックでルッリを破った。この瞬く間の一撃が、ランスの高い決定力を証明した」「鋭いカウンターから、伊東が中村にパスを送り、中村は巧みにピボットしながらディアコンへラストパスを供給」と彼の貢献を伝えた後、「この勝利はランスにとって、シーズン終盤に向けた勢いを完全に取り戻すものとなった」と、大きな勝点3だったことを強調している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】マルセイユを葬った中村の華麗なゴールと泥臭いアシスト
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降格の危機が迫っているランスが本拠地オーギュスト=ドローヌに迎えたのは2位の名門クラブであり、試合はこのアウェーチームの攻勢で進んだが、29分にペナルティーエリア内でパスを受けた中村敬斗がマーカーをかわしてゴール右隅へ突き刺し先制ゴールを奪うと、51分には伊東純也のボール奪取を起点とした速攻から中村→ママドゥ・ディアコンと繋がって追加点、さらに68分にもヴァレンティン・アタンガナのドリブルシュートが炸裂し、守備では攻め続ける相手の反撃を1点に抑えてみせた。
苦しい状況でチームを勇気づけるゴールを生み出した中村は自身のSNSで試合の画像を公開して喜びを表わし、一方でクラブはSNSで「我々の心を震わせるゴール」と彼を含めた得点者たちに賛辞を贈り、また公式サイトでは「マルセイユ相手に素晴らしいパフォーマンスを発揮」とチームを称賛するとともに、中村の得点を「相手の守備を切り裂いて強烈なシュートを放ち、ゴールネットを揺らした」と伝えている。
リーグの「マン・オブ・ザ・マッチ」にも選定された中村に関する現地メディアの報道を見ると、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は「中村が躍動。彼はゴールとアシストを記録し、残留争いを続けるランスの貴重な勝利に貢献した」と称賛し、得点場面については「(エリア内で対峙した)レオナルド・バレルディの消極的な対応を見逃さず、右足でGKジェロニモ・ルッリを破りゴールを決めた」と報じた。
日刊紙『LE FIGARO』は、「守勢のランスは堅実に、そして団結しながら耐え、チャンスを待った。そしてその瞬間は、試合開始から30分が経過する直前に訪れた。エリア内でボールを持った中村は、膝の負傷で万全ではなかったマーカーのバレルディを翻弄し、右足の強烈なシュートでネットを揺らした」「51分、スペースに抜け出した中村が、倒れながらもディアコンへ絶妙なパスを供給」と、彼の得点に関与したプレーに言及している。
一方、『ouest france』紙は10点満点の採点で単独最高の「8」を中村に与え、「29分に先制ゴールを決め、51分には追加点をアシストした日本人アタッカーは、限られたボールタッチの中で完璧にチャンスを活かした。さらに彼は、試合終了のホイッスルが鳴るまで全力を尽くした」と、寸評でもその働きを高く評価した。
続いてサッカー専門サイト『SO FOOT』は、「中村がマルセイユに冷や水を浴びせた」「相手陣内へ初めて進入した瞬間、彼はバレルディを翻弄し、ルッリの牙城を崩して先制ゴールをゲット。これはランスにとって、リーグでの久々のゴールであり、最後に得点したのは2月2日、ナントのジャン=シャルル・カステレットによるオウンゴールだった」と報じている。
『maxifoot.fr』はチーム2番目タイとなる「7.5」の高採点を背番号17に付与し、「今季のランスで最も優れた選手が、またしても輝きを放った。鋭いシュートで先制点を決めた他、ハーフタイム明けにはディアコンの追加点をアシストし、限られたボールタッチの中でも決定的な働きを見せた」と、寸評は終始ポジティブな内容となった。
最後にランスの地元スポーツ専門サイト『sport club』は、「ディアコンのパスを受けたケイトが、バレルディのマークをスピードで振り切り、冷静にインサイドキックでルッリを破った。この瞬く間の一撃が、ランスの高い決定力を証明した」「鋭いカウンターから、伊東が中村にパスを送り、中村は巧みにピボットしながらディアコンへラストパスを供給」と彼の貢献を伝えた後、「この勝利はランスにとって、シーズン終盤に向けた勢いを完全に取り戻すものとなった」と、大きな勝点3だったことを強調している。
構成●THE DIGEST編集部
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