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海外サッカー

「年間最優秀選手賞を総なめにするのは確実」 殊勲の2ゴールで勝利の立役者となった前田大然を現地メディアが激賞!「キョウゴよりもCFに適しているかも」

THE DIGEST編集部

2025.03.31

6戦連発の前田は公式戦30ゴールに到達!(C)Getty Images

6戦連発の前田は公式戦30ゴールに到達!(C)Getty Images

 現地時間3月29日に行なわれたスコットランド・プレミアシップ第31節で、セルティックはハーツを3-0で下した。CFとして先発出場した前田大然は2ゴールを挙げて勝利に大貢献している。

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 ここまでリーグで13得点、公式戦では28得点を記録していた背番号38は、代表ウィークを挟んでのホームゲームでも変わらず得点力を発揮。17分にカラム・マグレガーのスルーパスに反応し、冷静にゴール右隅に流し込んで先制点をセルティックにもたらすと、41分にはニコラス・キューンのクロスをファーポストで合わせてチームの3点目をゲット。24分にキューンのクロスを頭で合わせたシュートはポストにはね返されたが、これをジョタが詰めて2点目を決めており、日本代表FWは全得点に絡むこととなった。

 前節の宿敵レンジャーズ戦を2-3で落としていたチームに笑顔を取り戻した彼は、ファン投票で79.7%という圧倒的な得票率を記録して「マン・オブ・ザ・マッチ」に選出され、クラブはSNSで「止まらない背番号38はもうひとつの重要な瞬間を迎えた」と、節目となる今季30得点目を祝福し、彼のゴールを「センセーショナル」と称賛している。

 また公式サイトは、「止まらない前田による先制ゴールで、セルティック・パークの雰囲気は大いに盛り上がった。彼のスピードがスコットランド・サッカーでは他に匹敵するものがないことを知っていたキャプテンのマグレガーは、素晴らしいパスをDFラインの裏に送り込み、セルティックでの150試合目を迎えていた前田は、相手DFよりも先にボールに到達した」と先制の場面を、賛辞を交えて伝えた。
 
 現地メディアの報道では、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、前田の活躍を「印象的」「マジカル」と表現し、「セルティックは現在、前田と契約延長をオファーすることに熱心だが、その理由を彼自身がリーグ8試合連続得点(途中出場の26節ダンディー・ユナイテッド戦を除く)を記録することで示してみせた」と綴っている。

 そしてブレンダン・ロジャーズ監督が同メディアに語った「シーズンを通しての彼の成績を見れば、彼がゴールに関与してくれることを期待するものだ。彼はどこでプレーしても、我々にとって本当に重要な選手だ。何度も言っている通り、センターでもプレーでき、その動きやプレーは非常に良かった。日本代表として地球半周を移動してきた後であることを考えると、なおさら彼のパフォーマンスには本当に満足している」という前田への賛辞を紹介した。

 英国公共放送『BBC』も、「絶好調のFWはチームの全3ゴールに関与するなど、現時点ではスコットランドで止められない存在となっている」とこの日本代表選手を称賛し、こちらも指揮官が「ゴールスコアラーではない選手なのに素晴らしい。我々は今、彼のフィニッシュのクオリティーを目の当たりにしている。また、彼のフィニッシュはバリエーションも豊富である。左足、右足、ヘディングでもシュートを決めている。彼には素晴らしいフィニッシュのレパートリーがある」と語ったことを報じている。
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