南米のサッカー2大大国によるW杯予選での直接対決は、アルゼンチンがブラジルを4-1の大差で退けるという結果になった。前者はカタールW杯を制覇した後も、昨年コパ・アメリカで連覇を達成し、そして今回、南米最速でW杯の本大会行きを決めた。一方、同予選で低空飛行を続ける後者は、アルゼンチン戦後、ドリバウ・ジュニオール監督が解任された。
【動画】ブラジルが宿敵アルゼンチンにまさかの大敗...
両雄が繰り広げてきた激闘の軌跡において4-1の大差のスコアで終わったことは驚きであり、アルゼンチン紙『ラ・ナシオン』は「ブラジルに勝利するのは素晴らしい。しかも、技術、美しさ、魂が高次元で混ざり合ったパスワークを駆使し、“本物のサッカー”を彼らにレクチャーしながら成し遂げられことはまた格別だ!」と悦に入りながら、「我々は歴史の証人になった。勝利した後の心地よい感覚は今も残っている。一生忘れることのできない試合の1つになった」と報じている。
どんな世界でも、勝ち続けるのは難しいと言われるが、今予選、アルゼンチンは世代交代を進めながら、それを達成している。その象徴がフリアン・アルバレス、エンソ・フェルナンデス、アレクシス・マク・アリステルの3選手で、『ラ・ナシオン』は、「このカタールでフレッシュな戦力として優勝に貢献したトリオが今では、チームの重鎮になっている。ブラジル戦圧勝の立役者であり、カタール大会と北中米大会のふたつのW杯を結びつける橋を架け、経験と若さをほどよく組み合わせたチームの過去と未来を繋ぐ存在だ」と評している。
新世代の旗手がその3人なら、去り行く世代の象徴がリオネル・メッシだ。“10番”は負傷で3月シリーズの代表メンバーリストから外れ、ブラジル戦も欠場したが、『ラ・ナシオン』は、「この比類のないチームが最大のシンボル不在の状態で歩くことに慣れるという最も困難な移行期を乗り越えている」とメッシ抜きで戦った大勝の意義を強調する。
同時に、同メディアはメッシの存在が、勝ち続けるための原動力になっているという“目に見えない効果”についても言及している。
「選手たちを勝利に貪欲にさせるもう一つのファクターがある。メッシだ。彼らは、カタールW杯で優勝が決まった瞬間、メッシの喜ぶ姿が自分のこと以上に嬉しかったと声を揃えた。その約1年半前、各自が脇役に徹することで、コパ・アメリカを制覇し、アルゼンチンの28年間メジャータイトル無冠という壁を壊して汚名を晴らし、メッシが残酷な干ばつから逃れることを助けた」
「昨夏、彼らは、すでに全盛期を過ぎていたメッシのために、コパ・アメリカを再び制することを誓い、決勝のコロンビア戦で負傷により途中交代を余儀なくされ、ベンチで号泣するメッシの姿を見てその思いをさらに強くし、優勝を成し遂げた。そして彼らは今、北中米W杯でプレーするという決断をメッシにさせるには、彼に最高のチームを用意することが必要であることを理解している。それは不可能を夢見ることが許されたチームのみが成し得ること、つまりメッシを2度、世界チャンピオンのキャプテンにさせることだ」
そのメッシの6度目のW杯出場について、リオネル・スカローニ監督は、ブラジル戦後に「まだ先の話だ。これから何が起こるかは様子を見よう。もちろん私は待つつもりだが、いずれ彼が決めることだ」と語っている。
スペイン紙『エル・パイス』は、快進撃を続けるアルゼンチンについて「史上最高の時期を迎えているのかもしれない」と賞賛する。本大会を1年数か月後に控え、ディフェンディングチャンピオンは、勝ち続けることでその力を誇示している。
文●下村正幸
【動画】イングランド、W杯予選2節ラトビア戦ハイライト
【動画】ネーションズリーグ準々決勝第2レグ スペイン対オランダのハイライト
【動画】NL準々決勝のイタリア対ドイツ、第1レグと第2レグのハイライト!
【動画】ブラジルが宿敵アルゼンチンにまさかの大敗...
両雄が繰り広げてきた激闘の軌跡において4-1の大差のスコアで終わったことは驚きであり、アルゼンチン紙『ラ・ナシオン』は「ブラジルに勝利するのは素晴らしい。しかも、技術、美しさ、魂が高次元で混ざり合ったパスワークを駆使し、“本物のサッカー”を彼らにレクチャーしながら成し遂げられことはまた格別だ!」と悦に入りながら、「我々は歴史の証人になった。勝利した後の心地よい感覚は今も残っている。一生忘れることのできない試合の1つになった」と報じている。
どんな世界でも、勝ち続けるのは難しいと言われるが、今予選、アルゼンチンは世代交代を進めながら、それを達成している。その象徴がフリアン・アルバレス、エンソ・フェルナンデス、アレクシス・マク・アリステルの3選手で、『ラ・ナシオン』は、「このカタールでフレッシュな戦力として優勝に貢献したトリオが今では、チームの重鎮になっている。ブラジル戦圧勝の立役者であり、カタール大会と北中米大会のふたつのW杯を結びつける橋を架け、経験と若さをほどよく組み合わせたチームの過去と未来を繋ぐ存在だ」と評している。
新世代の旗手がその3人なら、去り行く世代の象徴がリオネル・メッシだ。“10番”は負傷で3月シリーズの代表メンバーリストから外れ、ブラジル戦も欠場したが、『ラ・ナシオン』は、「この比類のないチームが最大のシンボル不在の状態で歩くことに慣れるという最も困難な移行期を乗り越えている」とメッシ抜きで戦った大勝の意義を強調する。
同時に、同メディアはメッシの存在が、勝ち続けるための原動力になっているという“目に見えない効果”についても言及している。
「選手たちを勝利に貪欲にさせるもう一つのファクターがある。メッシだ。彼らは、カタールW杯で優勝が決まった瞬間、メッシの喜ぶ姿が自分のこと以上に嬉しかったと声を揃えた。その約1年半前、各自が脇役に徹することで、コパ・アメリカを制覇し、アルゼンチンの28年間メジャータイトル無冠という壁を壊して汚名を晴らし、メッシが残酷な干ばつから逃れることを助けた」
「昨夏、彼らは、すでに全盛期を過ぎていたメッシのために、コパ・アメリカを再び制することを誓い、決勝のコロンビア戦で負傷により途中交代を余儀なくされ、ベンチで号泣するメッシの姿を見てその思いをさらに強くし、優勝を成し遂げた。そして彼らは今、北中米W杯でプレーするという決断をメッシにさせるには、彼に最高のチームを用意することが必要であることを理解している。それは不可能を夢見ることが許されたチームのみが成し得ること、つまりメッシを2度、世界チャンピオンのキャプテンにさせることだ」
そのメッシの6度目のW杯出場について、リオネル・スカローニ監督は、ブラジル戦後に「まだ先の話だ。これから何が起こるかは様子を見よう。もちろん私は待つつもりだが、いずれ彼が決めることだ」と語っている。
スペイン紙『エル・パイス』は、快進撃を続けるアルゼンチンについて「史上最高の時期を迎えているのかもしれない」と賞賛する。本大会を1年数か月後に控え、ディフェンディングチャンピオンは、勝ち続けることでその力を誇示している。
文●下村正幸
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