現地時間4月19日に行なわれたプレミアリーグ第33節で、ブライトンはブレントフォードに2-4で敗れて連続未勝利を5試合(公式戦では6試合)に伸ばしてしまったが、その中で後半途中出場を果たした三笘薫は、26節サウサンプトン戦以来のゴールを決めている。
【記事】アーセナル、パリSGが有力候補!? ついに4強が出揃ったCLを各国メディアが展望! 伊紙はバルサと対峙のインテルに絶大な信頼
右足の踵を痛めて前節レスター戦を欠場した背番号22がピッチに登場したのは、2点ビハインド(1-3)で迎えた65分。マット・オライリーに代わったウィンガーは81分、ペナルティーエリア内を左に流れると、手前の空いたスペースにジャック・ヒンシェルウッドから絶妙の縦パスが通り、相手GKの逆を突くようにゴール右隅にシュートを流し込み、劣勢のアウェーチームに希望をもたらした。
彼は25分間のプレーで、19回のボールタッチ、パスは10本(成功9本)、得意のドリブルは一度もなしという内容に終わったが、シュートはこの得点に繋がった一撃を含む3本(残りは枠外)を放っており、反撃に向けての彼の積極性がここからも窺えたと言えよう(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。
これでリーグ戦では8点目(公式戦では9得点)に達した三笘に対し、クラブはSNSで「カオルの素晴らしいフィニッシュ! この調子で頑張ってくれ!」と賛辞を贈り、公式サイトでは「10人となったブライトンは奮闘し、残り10分で1点を返した。マッツ・ヴィーファーとソリー・マーチが攻撃の起点となり、ヒンシェルウッドが絶妙なスルーパスを前方に通すと、三笘が2人のDFの間に抜け出し、GKマーク・フレッケンを抜くシュートで今季9ゴール目を決めた」と伝えている。
一方、ファビアン・ヒュルツェラー監督は、三笘の途中出場について「1-3になった時点で、カオルやマーチといったスピードのある選手を投入し、中盤の人数も増やして試合をコントロールしようとした。最終的に、我々の見せた勇気が報われることはなかったが、リアクションには満足している。それが今日のポジティブな収穫だ」と、その意図を明かした。
現地メディアの評価では、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が10点満点の採点で両チーム2番目タイ、ブライトンでは単独最高となる「8」を三笘に与え、英国公共放送『BBC』は「途中出場の三笘がヒンシェルウッドのスルーパスに反応し、左足の巧みなフィニッシュでチームの2点目をゲット。これで『シーガルズ』は、試合を緊迫した展開に持ち込んだ」と綴っている。
日刊紙『The Guardian』は、「三笘が決めたゴールは、一時的にチームの士気を呼び戻した」、『The Argus』紙は「三笘の終盤のゴールは、ジョアン・ペドロを退場で失ったアウェーチームに希望をもたらした」、そしてスポーツ専門チャンネル『ESPN』は「ブライトンは三笘の投入によってエネルギーを取り戻し、彼の巧みなフィニッシュで3-2と追い上げた」と、いずれも彼の交代出場とゴールが試合の流れに与えた影響の程を強調した。
『THE Sun』紙は、ホームチームの視点から「ブレントフォードはこのホームスタジアムでの公式戦勝利が昨年12月以来なかった。そんな中、三笘が相手選手を巧みにかわし、あまりにも簡単にゴールを決めた場面では、数的優位に立っていたにもかかわらず、動きが止まってしまっていたブレントフォードの守備陣に対して、チーム内に怒りが広がったのも無理はなかった」と報じている。
最後に、ブライトンの地元総合サイト『Sussex World』は、ダニー・ウェルベック(チームの1点目を素晴らしいヘディングシュートでゲット)と並んでチーム最高の「7」を付与し、寸評では「ヒンシェルウッドからの素晴らしいパスを受けて、冷静に決めて1点差とするゴールを記録。途中出場ながらインパクトを残し、この評価に相応しい活躍を見せた」と、ポジティブにそのプレーを振り返った。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】三笘薫、今季公式戦9点目!ブレントフォード戦ハイライト(三笘の登場は2:11あたり)
【記事】アーセナル、パリSGが有力候補!? ついに4強が出揃ったCLを各国メディアが展望! 伊紙はバルサと対峙のインテルに絶大な信頼
右足の踵を痛めて前節レスター戦を欠場した背番号22がピッチに登場したのは、2点ビハインド(1-3)で迎えた65分。マット・オライリーに代わったウィンガーは81分、ペナルティーエリア内を左に流れると、手前の空いたスペースにジャック・ヒンシェルウッドから絶妙の縦パスが通り、相手GKの逆を突くようにゴール右隅にシュートを流し込み、劣勢のアウェーチームに希望をもたらした。
彼は25分間のプレーで、19回のボールタッチ、パスは10本(成功9本)、得意のドリブルは一度もなしという内容に終わったが、シュートはこの得点に繋がった一撃を含む3本(残りは枠外)を放っており、反撃に向けての彼の積極性がここからも窺えたと言えよう(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。
これでリーグ戦では8点目(公式戦では9得点)に達した三笘に対し、クラブはSNSで「カオルの素晴らしいフィニッシュ! この調子で頑張ってくれ!」と賛辞を贈り、公式サイトでは「10人となったブライトンは奮闘し、残り10分で1点を返した。マッツ・ヴィーファーとソリー・マーチが攻撃の起点となり、ヒンシェルウッドが絶妙なスルーパスを前方に通すと、三笘が2人のDFの間に抜け出し、GKマーク・フレッケンを抜くシュートで今季9ゴール目を決めた」と伝えている。
一方、ファビアン・ヒュルツェラー監督は、三笘の途中出場について「1-3になった時点で、カオルやマーチといったスピードのある選手を投入し、中盤の人数も増やして試合をコントロールしようとした。最終的に、我々の見せた勇気が報われることはなかったが、リアクションには満足している。それが今日のポジティブな収穫だ」と、その意図を明かした。
現地メディアの評価では、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が10点満点の採点で両チーム2番目タイ、ブライトンでは単独最高となる「8」を三笘に与え、英国公共放送『BBC』は「途中出場の三笘がヒンシェルウッドのスルーパスに反応し、左足の巧みなフィニッシュでチームの2点目をゲット。これで『シーガルズ』は、試合を緊迫した展開に持ち込んだ」と綴っている。
日刊紙『The Guardian』は、「三笘が決めたゴールは、一時的にチームの士気を呼び戻した」、『The Argus』紙は「三笘の終盤のゴールは、ジョアン・ペドロを退場で失ったアウェーチームに希望をもたらした」、そしてスポーツ専門チャンネル『ESPN』は「ブライトンは三笘の投入によってエネルギーを取り戻し、彼の巧みなフィニッシュで3-2と追い上げた」と、いずれも彼の交代出場とゴールが試合の流れに与えた影響の程を強調した。
『THE Sun』紙は、ホームチームの視点から「ブレントフォードはこのホームスタジアムでの公式戦勝利が昨年12月以来なかった。そんな中、三笘が相手選手を巧みにかわし、あまりにも簡単にゴールを決めた場面では、数的優位に立っていたにもかかわらず、動きが止まってしまっていたブレントフォードの守備陣に対して、チーム内に怒りが広がったのも無理はなかった」と報じている。
最後に、ブライトンの地元総合サイト『Sussex World』は、ダニー・ウェルベック(チームの1点目を素晴らしいヘディングシュートでゲット)と並んでチーム最高の「7」を付与し、寸評では「ヒンシェルウッドからの素晴らしいパスを受けて、冷静に決めて1点差とするゴールを記録。途中出場ながらインパクトを残し、この評価に相応しい活躍を見せた」と、ポジティブにそのプレーを振り返った。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】三笘薫、今季公式戦9点目!ブレントフォード戦ハイライト(三笘の登場は2:11あたり)
関連記事
- 「やっぱり勝ってないし、弱いじゃないですか」ボルシアMG板倉滉、今季好調も低迷した2年間にみせていた“精神的な強さ”
- 海外メディアの独自指標で欧州5大リーグ終盤戦「好調なチーム」ランキングを発表! 南野拓実はモナコの上位入りに貢献
- 3人で82得点をマーク! バルサの「トリデンテ」はなぜ機能しているのか? 評判倒れのマドリー3トップとの違いは…
- 売却候補から一転、不可欠なリーダーに! フリック監督の就任で大化けしたラフィーニャ、現地メディアも「27、28歳でこれほどの覚醒を遂げた選手は記憶にない」
- 「アニメのようなプレー」途中出場で圧倒的な存在感を示した久保建英に現地メディアは最大級の賛辞! 「彼を見るためだけにチケット代を払う価値がある」