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海外サッカー

夏の欧州移籍市場、「勝者と敗者」を海外メディアが選定! “主役”のプレミアリーグ勢に分かれた明暗は?

THE DIGEST編集部

2025.09.06

 一方、「敗者」にはリバプール移籍をめぐってイサクとの「睨み合い」というネガティブな面で注目を集めることになったニューカッスル。最終的に彼の売却で多額の移籍金は手にし、ニック・ヴォルテマーデ、ヨアンヌ・ウィザらを獲得したものの、「戦力的には昨季より後退」「サポーターにとっても痛い夏となった」と、同メディアの反応は厳しい。

 ヴィルツをはじめ、驚くほど多くの主力級が流出したレバークーゼンも「負け組」に組み込まれた。こちらは、第一候補ではなかったエリック・テン・ハフをX・アロンソの後任監督に迎えるも、わずか3試合で解任するというドタバタ劇を演じており、マリク・ティルマンやジャレル・クアンサーらを獲得したものの、「再建段階に逆戻り」してしまった。

 同じドイツでは、王者バイエルンの補強も失敗と判断された。「苦しい夏を過ごし、交渉が難航した結果、パニック気味にプレミアリーグの選手に大金を投じてしまった」ということで、L・ディアス(←リバプール)の7500万ユーロ(約130億円)には「割高」、ニコラス・ジャクソン(←チェルシー)のレンタル料1650万ユーロ(約29億円)+6500万ユーロ(約112億円)での買取オプションには「実力に見合うか不透明」と酷評している。
 
 最後は、財務規則違反で20~25%の人件費削減を強いられたアストン・ビラで、「この状況で戦力を維持しつつ強化を図るのは困難だった」。最終日にヴィクトル・リンデロフ、ジェイドン・サンチョ、ハーベイ・エリオットを獲得したが、「混乱続きで、全体的に苦しい夏となった」と総括された。

 なお、非常に良い補強があった一方で失敗もあったという意味で「中間」に置かれたのが、マンチェスターの2クラブで、ユナイテッドについては「悪い点はマテウス・クーニャとブライアン・ムベウモを高額で獲得したこと、そして中盤の補強がなかったことだが、ベンヤミン・シェシュコとセンヌ・ラメンスを獲得し、若手育成路線を再び取ったのは正しい方針だ」と指摘している。

 対してシティには、「ティジャニ・ラインデルスはすでに実力を発揮しており、ラヤン・アイ=ヌーリは意外なほど安価で獲得できたが、一方でラヤン・シェルキとジャンルイジ・ドンナルンマは優秀ではあるが、ペップ・グアルディオラのスタイルには噛み合わない。マヌエル・アカンジやエデルソンといった主力を安値で手放したのも不可解だ。若返りと活性化を果たしたが、本当に強くなったのだろうか?」と、ネガティブな記述が並んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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