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海外サッカー

ロナウドが世界最多タイ、デパイは母国の単独1位に…9月のW杯予選で生まれたゴールにまつわる大記録の数々! イタリアも史上初の快挙を達成

THE DIGEST編集部

2025.09.11

 一方、5日のW杯予選ウクライナ戦(2-0)で代表通算51点目となるゴールで追加点をフランスにもたらしたエースのキリアン・エムバペは、これでティエリ・アンリに並んで「レ・ブルー」の得点記録の2位に浮上。さらに4日後のアイスランド戦でもPKで1点を加えた彼は、1位のオリビエ・ジルーに5点差と迫った。

 新たな高みに到達した26歳は、ウクライナ戦後に「アンリのような選手と肩を並べられて光栄だ。彼がフランス国民にとって、そして特にストライカーにとって、どれほど大切な存在であるかは誰もが知っている」と喜びを表わし、「ティティ(アンリ)には感謝しているが、今は彼を超えたい」と意欲を示していたが、その“公約”をすぐに果たしてみせた。

 続いてチーム単位で見ると、ジェンナーロ・ガットゥーゾ体制で再スタートを切ったイタリアが、5日にエストニアから5点を奪って完封勝利を飾った。イタリアはその3日後、中立地でのイスラエル戦で、のちに指揮官が「クレージー」と表現した劇的な5-4の勝利を飾った。ちなみに長い歴史において、堅守を伝統的な売りとしてきた「アッズーリ」が国際Aマッチにおいて2試合連続で5得点を記録したのは史上初だという。
 
 同国のスポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』は、「アッズーリは目標をしっかりと理解している。現在グループIで首位に立っているのはノルウェー。イタリアは1試合少ない状態で勝点6差の位置にあり、残り試合は4。決定的となり得るのは、11月16日に予定されている最終節での直接対決だが、勝点で並んだ場合、順位を決めるのは直接対決の結果ではなく、得失点差である点を忘れてはならない。だからこそ、ガットゥーゾのチームにとって、ゴールは最優先事項であり続けなければならない」と報じている。

 しかしこれに対し、ストレートインの首位を守り切ろうとしているノルウェーは、9日のモルドバ戦で11-1の大勝利を飾り、得失点差は+21に。+5のイタリアに大差をつけた。ドイツの移籍専門サイト『TransferMarkt』によれば、このスコアは1969年の西ドイツ対キプロス戦(12-0)に次ぐ大差で、1938年のハンガリー対ギリシャ戦(11-1)に並ぶ。

 ノルウェーのアーリング・ハーランドはこのモルドバ戦で5ゴールを奪取。これは欧州予選における歴代2位の記録だ。1位は1977年にオーストリアがマルタを9-0で下した際に、ハンス・クランクルが記録した6ゴールである。ちなみに全大陸のW杯予選で見ると、ハーランドは歴代11位。1位は、2001年のオーストラリア対アメリカ領サモア戦(31-0)で13得点を挙げたアーチー・トンプソンだという。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】イタリア、5-4でイスラエルとの乱打戦を制す!
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