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Jリーグ・国内

「キャプテンは極力避けてきた…」浦和の新主将、西川周作が語った“旗振り役としての覚悟” 【独占インタビュー前編】

多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

2020.03.05

大槻監督からキャプテン就任を言い渡された時には驚いたが…。その熱意に心を動かされ、覚悟を決めた。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

大槻監督からキャプテン就任を言い渡された時には驚いたが…。その熱意に心を動かされ、覚悟を決めた。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

――今季からキャプテンを任され、意識していることは?

「特別ないです。気負わずに、今までと変わらず浦和のゴールマウスを守る西川周作としていられたら」

――これまでにキャプテンの経験は?

「ないんです。実はこれまで極力避けてきていて。新しいチャレンジなので、これから色々と発見があるかもしれません」

――避けてきたのはなぜ?

「シンプルに大変そうだなと。代表では長谷部(誠)さんを、レッズでは阿部(勇樹)ちゃんや(柏木)陽介を見てきました。彼らの行動を間近で目にしていて、やっぱりチームをまとめるのは簡単ではないなと察していました」

――大槻毅監督から指名された時は、迷いもあったのでは?

「迷いというか驚きでした。監督から直接伝えられて、思わず『冗談やめてくださいよ(笑)』って言ってしまうくらいでしたからね。でも監督は真剣な目をしていたし、理由を聞いていくうちに、これは本気だなと感じて。監督との話が終わる頃には、決断していました。『やってみよう』と」

――どんなことを言われたのですか?

「このチームにはリーダー的な存在が多くいる。マキ(槙野智章)だったり、陽介だったり、阿部ちゃんだったり、ウガ(宇賀神友弥)だったり。彼らをうまくまとめてくれと。ドシッと構えて、みんなを支えてほしいと」
 
■いかにみんなの意見を聞き入れて吸収するか。それが肝になる。

――実際にキャプテンとして過ごして、心境に変化はありましたか?

「それがほとんどないんですよ。先ほども言ったように気負い過ぎず、マイペースにやっています。もちろん浦和レッズのキャプテンは、プレッシャーの大きな仕事なので、それに選ばれたからには、チームを必ず良い方向に持っていかなければいけません。長いシーズンでは、良い時もあれば悪い時もある。そこで自分のポジティブさを発揮していきたい。どんな時もチームの先頭に立ってファン・サポーターに挨拶にいく。それは欠かさずにやるつもりです」

――周囲からの見られ方は変わりましたか?

「ファン・サポーターからSNSで『待ってました!!』とか『任せたぞ』とメッセージをたくさん頂きました。練習後のファンサービスの時にも、『今年キャプテン、よろしくお願いします』とか、そうした激励をもらいます」

――理想のキャプテン像は?

「これ、というのはなくて、新しいキャプテン像を見つけたいです。まあキャプテンとしてというか、ひとりの選手としての理想があります」

――と言うと?

「何事にも動じず、常に前を向き続ける。そういう選手です。ゴールキーパーというポジション柄、自分のミスのせいで負ける試合も多いから、敗戦時の立ち居振る舞いはすごく大事だなと、いつも思っています。苦しい時こそ、下を向かずにファン・サポーターに感謝の気持ちを示さないとなって」
 

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