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海外サッカー

“不当な敗北”を喫したバレンシア戦。現地メディアは久保建英を軒並み称賛!「圧倒的に最高の選手だった」

THE DIGEST編集部

2022.02.28

 一方の『AS』も「クボは朱色の“目覚まし時計”としてプレー。バレンシアは、早朝に手荒く目覚まし時計を切るように、彼を激しいファウル一発で何度も止めた。日本人選手は10回ものファウルの餌食になり、うち3回ではブライアン・ヒル、オマル・アルデレテ、イラクス・モリバにイエローカードが出された」と彼の“被害状況”を伝えるとともに、その攻撃プレーについては「彼のクロスは何と危険なのだろうか」「その才能でマジョルカを活性化させた」と称賛した。

 また、全国紙『AS』も3点満点の採点で、久保にバレンシアの殊勲者であるガブリエウと並ぶ「3」の最高評価を与えたが、単独最高の採点としたのが、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』だ。

 5点満点中の「4」(ガブリエウは「3」)を与えた同メディアは、「日本人選手は異常に厳しいマークに苦しんだ」「ホームチームでは圧倒的に最高の選手だった。試合を通して非常に活発で、相手にとって危険な場面を生み出した。久保にとっての素晴らしい一戦だった」と、こちらも2つの面に触れている。
 
 日刊紙『El Pais』は「クボはバレンシアを揺さぶり続けた」「マジョルカで最高の選手が相手の守備に混乱と亀裂を生み出した」、ラジオ局『Cadena SER』は「彼はバレンシアにとっての“歯痛”だった」、そしてバレンシアのデジタル新聞『Levante-EMV』も「クボはマジョルカをコントロールし、前半の45分間に5度のファウルで止められた」と、それぞれ報じた。

 そしてマジョルカの地元メディア『ok baleares』は全選手の寸評を記した記事のなかで「間違いなくチームで最高の選手だった。優等生であり、最高レベル」と賛辞を並べ、また、別の記事で「試合に影響を与えなかったムリチに代わり、久保はチームの中の最も鋭いファクターとなった」と記述した。さらに地元紙『Ultima Hora』は「クボはボールをコントロールし続け、この試合でのベストのパスを提供した」、そして『Diario di Mallorca』は52分のハウメ・コスタへの決定機提供を「センセーショナルなパス」と表現している。

構成●THE DIGEST編集部

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