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海外サッカー

「別次元のレベル」CL2戦連続ハットトリックで“記録ラッシュ”のベンゼマに賛辞殺到! 「ディ・ステファノを想起させる」

THE DIGEST編集部

2022.04.07

 この2戦連続の3得点は、CLでは2014-15シーズンのルイス・アドリアーノ(当時シャフタール・ドネツク)、2016-17シーズンのリオネル・メッシ(バルセロナ)、クリスチアーノ・ロナウド(マドリー)以来、4人目の偉業だが、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、3人の先駆者の対戦相手やシチュエーション、重要度などを鑑み、「ベンゼマのダブル・ハットトリックは、より価値がある」と主張した。

 同メディアによれば、史上最年長(34歳108日)でのハットトリック達成者、1シーズン11得点に達した初のフランス人選手、チェルシーから3点を奪った最初の選手、2003年のロナウド(CR7ではなく“怪物”の方)以来となるイングランドのクラブ相手にハットトリックを達成した選手etc.……と多くのCL記録を樹立したというベンゼマには、各国のメディア、関係者から賛辞が寄せられている。

 スペイン・マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「欧州がベンゼマに降伏」「バロンドール争いでは、CLで12ゴールを挙げているロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)だけが脅威となる」と報じ、フランスの日刊紙『Le Parisien』は「ベンゼマがチェルシーを気絶させる」、同国スポーツ紙『L’EQUIPE』は「ベンゼマに脱帽」、ドイツの日刊紙『BILD』は「ベンゼマがトーマス・トゥヘルのチームを解体」と、それぞれが報じた。
 
 元イングランド代表DFで現在はコメンテーターを務めるリオ・ファーディナンドは英ラジオ局『BTSport』に「ロナウドがマドリーでプレーしていた頃、ベンゼマは自身が何をすべきかを理解して裏方に徹していたが、今の彼は完全に“陰”から抜け出している。34歳にして世界一のナンバー9であり、別次元のレベルにある」とコメント。彼もまた、このフランス代表ストライカーを今年のバロンドールに推している。

 そして、イタリアの名将で、過去に2度マドリーを率いたファビオ・カペッロは、英スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』で「全てを備えたFWであり、アルフレッド・ディ・ステファノを思い起こさせる。チャンスを創造し、素晴らしいゴールを挙げ、ピッチのリーダーでもある」と、マドリーの最大のレジェンドの名を引き合いに出すという最上級の手段で、ベンゼマを褒め称えた。

構成●THE DIGEST編集部

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