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海外サッカー

開幕戦で魅せたメッシの完全復活に欧州メディアは太鼓判! 一方でパリSGとの来夏以降の契約延長には疑問符

THE DIGEST編集部

2022.08.10

 パリSGは今季の始動からここまで、プレーぶりも結果も安定しており、『EUROSPORT』は「非常に満足のいくもの」だと称賛し、「マウリシオ・ポチェティーノからはプランやアイデアが全く見えなかったのとは対照的に、現在のパリSGのメンバーはガルティエが何を望んでいるかを理解している。これが重要な第一歩だ」として、昨季までとの大きな違いを指摘している。
 
 その上で、メッシの今季については「昨季と同様の彼はもう、存在しないと確信できる」と断言。そもそも、昨夏は彼がバルサ残留を確信していたのが、突然退団が決定し、全ての環境が変わったことで、「まともなプレシーズンを過ごすことができなかった」(同メディア)が、今夏は「最初からチームに深く関わることで、メッシの顔には笑顔が戻ってきた。これは些細なことではあるが、昨季は稀なことだった」という。

 さらに同メディアは、「(11月に)カタール・ワールドカップを控え、早めにコンディションを完調にもっていきたいという彼の願望を感じ取ることができる。そして、驚くべきことにポチェティーノが試すことのなかった新システムは、彼の資質にぴったり合っている。彼とネイマールの繋がりは強く、クレルモン戦ではバルセロナ時代の『MSN』の特徴を見ることができた。これは、昨季には一切見られなかったものだ」と、改めて今季のパリSGがメッシの完全復活に打ってつけのチームであることを強調した。

 そんなメッシには、パリSGとの契約が切れる来夏(1年延長のオプションはあるが)にバルサ復帰の可能性も報じられているが、同メディアは「今夏もサラリーの件で問題を抱えているバルサに、メッシが復帰するのを想像するのは難しい」と否定的である。

ただ、彼とパリSGとの未来についても、「メッシはパリSGにとって次の10年間のプロジェクトに含まれる存在ではなく、あくまで短期的なものである」として、契約延長には疑問符を付けている。来夏が近づくにつれて、再びこの世界最高の選手の去就に注目が集中することになるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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