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日本代表

“究極のジャイアントキラー”日本とクロアチアの3度目の対峙は拮抗した勝負になる。「最も互角」と各国メディアが予想【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.05

 米スポーツ専門サイト『The Sporting News』は、「クロアチアは守備的に規律を保っており、また日本のゴールの奪い方が明らかになっている点では、欧州側に有利だろう。しかし、それでもアジアの国は少なくとも1ゴールは奪うと思われ、一方でクロアチアにはノックアウトステージで2点以上を挙げるのに十分な攻撃力を擁していない。ゆえに、この試合は延長戦、そしてPK戦に突入する」との展望を示し、勝者は「日本」と断言する。

 さらに米スポーツ専門サイトの『Sports Mole』は、日本が「電光石火の素早いカウンター攻撃を好み、違いを生み出せる豊富な選手が待機している」とポジティブに評するも、ズラトコ・ダリッチ監督率いるバルカンのチームにはそれを無力化する守備力があると指摘し、「11メートルの対決(PK戦)の末に、クロアチアが日本の史上初の準々決勝進出を阻んだとして驚きはない」と記している。

 また、同じく米スポーツ専門サイトの『Sportskeeda』は、「ブルーサムライは、ハーフタイム明けにゴールを奪い、試合を強力に仕上げる技術を完成させた」として、それはクロアチア相手にも有効であると強調。そして「歴史は、この試合が低得点になる可能性を示唆している。互いの良さを打ち消し合う90分間となり、延長戦でクロアチアが僅差の勝利を収めるだろう」と、「1-2」のスコアを予想した。
 
 一方、データサイト『Opta』によるデータを基に分析を行なうメディア『Opta Analyst』は、日本の勝利の確率を「26%」という厳しい予測値を算出。対して、クロアチアのそれは「46.1%」としているが、引き分けの確率も「27.9%」あり、「これが延長戦に突入したとしても驚きはない」としている。

 ちなみに、これは予想ではないが、米国の大手放送局『NBC Sports』がラウンド・オブ16の8試合を興味深さでランク付けした記事において、日本対クロアチア戦を2位に選定。「間違いなく、同ラウンドで最も互角の対戦である」という同メディアは、クロアチアがファイナルサードでのフィニッシャー不在で得点力不足に陥っていると分析し、日本については「相手にポゼッションを許しても、攻撃の深さを利用して重要なものを手に入れてきた」として、「彼らが別の重要な番狂わせを果たせるか見てみよう」と、期待を寄せた。

 米国のスポーツ専門チャンネル『ESPN』からは、最も勢いに乗っている代表チームであることを示す「バイブス・ランキング」のトップに選定された日本。2つの強国を下して評価を急上昇させた森保一監督率いるグループが、トーナメントでも旋風を巻き起こし続けることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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