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海外サッカー

「ラストパスの“創造者”」3試合連続MVPの久保建英に相次ぐ賛辞!決定機を逸したシュートには「時間をかけ過ぎ」と痛烈意見も

THE DIGEST編集部

2023.02.20

相手とボールを競る久保。得意のドリブルで先制点をアシストした。(C) Getty Images

相手とボールを競る久保。得意のドリブルで先制点をアシストした。(C) Getty Images

 最も現地メディアの評価は悪くなく、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、先制点の場面を「タケフサ・クボがカウンターを繰り出した」と報じ、「ドリブルでのかわしと前進という良い動き」とそのプレーを称賛している。

 同紙は3点満点の採点で、他のチームメイト同様に及第点以上の「2」を久保に与えたが、フィニッシュで決められなかった場面については「クボはこのエリアで見る者を楽しませるも、決定力には欠けた」との指摘も忘れていない。

 一方で、日刊紙『AS』は先制点を「ラ・レアルの完璧なプレー」によるものとして、「アシエル・イジャラメンディとブライス・メンデスによる中盤でのプレッシングとボール奪取、クボのスリークォーターラインでのライン間を通すパス、相手GKが対応できないオジャルサバルの左足のシュート」と、それぞれのプレーに高評価を与えた。

 また、同メディアは「前半のソシエダのなかでは、クボは最も傑出した存在であり、カウンターとラストパスの“創造者”だった」と綴っていたが、76分の逸機については「なんたるクボの失敗! 彼には十分に時間があった。シュートの後、彼は両手で自身の顔を覆った」とネガティブに記述している。

 個別評価の記事では「日本人選手の新たな良いプレー。オジャルサバルへのアシスト、あるいはペナルティーエリア内への素晴らしいスルーパスのようなライン間のパスを飽くことなく提供し続けた」と好評価の記述があったが、「ただし、味方が4人もいた中で、2-0にできた場面でのシュートミスが響いた」と、良い点と悪い点の両方を挙げた。
 
 続いて、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は「クボは悪魔のようなスピードでオジャルサバルに、栄光への道を切り開くパスを送った。言葉では言い表せない、見事なアシスト」と賛辞を贈り、久保をこの試合のMVPに選出。
 
 同メディアの個別評価では、複数回の得点機を逃したことを指摘しながら、「それでも良いプレーだった。オジャルサバルのゴールをアシストし、中央に切り込むプレーで多くの危険をセルタに与えた」とポジティブに評している。
 
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