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海外サッカー

「ソシエダの最強の資産」ゴールへの貢献度を評価される久保建英! 一方で流出阻止は困難との見方も

THE DIGEST編集部

2023.03.29

 今季、公式戦25試合で先発出場を果たし、5得点・5アシストという成績以上のインパクトを見る者に与えている21歳の日本人選手は、ソシエダの主役のひとりとなっている。ヨーロッパリーグのローマ戦などでベンチスタートを強いられたように、指揮官の完全なファーストチョイスであるとはまだ言えないかもしれないが、2019年夏から始まった欧州でのプロキャリアにおいては最も充実したシーズンを過ごしている。
 
 そんな彼には、昨季までの所有元クラブであるレアル・マドリーの他、育成時代を過ごしたバルセロナといったビッグクラブから関心が示されていることが現地メディアによって報じられているが、それぞれのクラブの事情や久保自身が現状に満足していることから、彼の去就にすぐ変化が訪れることはないというのが大方の予想である。

 しかし、スペインのデジタルメディア『EL GOL DIGITAL』は、「ラ・レアルは、久保がイマノルの下でキャリアを継続することは非常に難しいだろうと想定し始めている。この日本人選手は若く、大きな市場を持っており、ミケル・メリノやミケル・オジャルサバルのようなクラブへの帰属意識を持っていない」と報道。野心が強く、多くの引き合いがある日本代表選手を引き留めることは不可能だとソシエダが判断したということだ。

 以前も同メディアは同様の報道を行ない、久保の代役となるのはアトレティコ・マドリーで出場機会に恵まれていないフランス代表のサイドプレーヤー、トマ・ルマールだと断定したが、今回は「彼のスタイルは、ダビド・シルバ、ブライス、メリノと、非常に良く調和する」とも記述。もっとも、市場価格3000万ユーロ(約42億円)とされる彼の獲得条件として、ソシエダが来季のチャンピオンズ・リーグ出場権を獲得すること(リーガ4位以内)が必要だという。

 信憑性の程は定かではないが、その活躍ぶりゆえのこうした報道は、今後も多くなされることだろう。代表ウィークを終え、残りのシーズンに臨む久保のピッチ上でのパフォーマンスだけでなく、移籍市場での彼をめぐる動向にも注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部
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