ブラジルの総合メディア『Globo』は、今回も詳しく日本の試合をレポートしており、「１分も経たないうちに先制し、２分でエルサルバドルに退場者。つまり、豊田スタジアムでの試合は、始まったばかりの段階で結果は決まっていた」「日本は最初から最後まで、圧倒的なパフォーマンスで期待に応え、６-０の勝利で森保監督による新たな体制下で初勝利を収めた」と報じた。
  　また１ゴール２アシストを記録した久保を、「レアル・ソシエダで素晴らしいシーズンを過ごした彼は、（この試合でも）最も輝いた選手となった。右ウイングとしてプレーするも、攻撃においてはよく動き、常にプレーに関与した」と称賛し、採点では単独最高の「８」を与えてこの試合のMVPに選定。また、「この試合が代表チームで主役になる出発点になったかもしれない」と、今後への期待も示した。

　彼に続く「7.5」の高採点となったのが三笘で、「ピッチに立った45分間では圧倒的なパフォーマンスを披露」との賛辞。「7.0」は「開始１分に頭で代表初ゴールを決め、守備では自身の仕事をうまくこなした」谷口、「セルティックの時と同じポジションで輝きを放った」旗手怜央、そして「後半から右SBとしてプレーし、チームの攻撃姿勢の維持に貢献し、完璧なクロスで古橋をアシストした」相馬の３人に与えられた。なお、森保監督は「6.5」で、「脆弱な相手に期待通りの仕事を果たした」と評されている。

　そして、大敗を喫したエルサルバドルの地元メディアでは、日刊紙『EL MUNDO』が「無力……我らが代表チームは日本に打ちのめされた。ウーゴ・ペレス監督のチームは序盤から劣勢に立たされ、明らかにアジア勢に流れが傾いた試合で０-６の大敗。日本にとっては快勝だった」と報じ、指揮官の「最初の３分で試合は決まった。２点を失い、選手が退場となった時点で、我々のチャンスはなくなった。相手が日本だったからだ」とのコメントを紹介した。