専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

「夢のスタートで圧勝」日本代表の完勝劇に各国メディアが反応! 「大惨事」エルサルバドルは悪夢再び「6月15日は忌み嫌われる日になる」

THE DIGEST編集部

2023.06.17

 ニュースメディア『elsalvador.com』は、「日本が親善試合でエルサルバドルを撃破」と伝え、自国の視点からは「出だしの悪さが“大惨事”に繋がってしまった」「(2失点&数的不利を負った後は)ほとんど一方的な展開となり、日本人選手たちは何度もエルサルバドル・ゴールに迫り、3失点目は間近だった」と綴り、「疲労困憊となった我が国の代表チームは、短い休息の後で韓国と対戦する」と、日本戦で大きなダメージを受けたことを示し、また「W杯北中米予選に向けて大きな不安を残した」とも指摘している。

 ちなみに、エルサルバドルのサッカーといえば、1970年メキシコW杯予選に端を発してホンジュラスとの間に本当の武力闘争が勃発した「サッカー戦争」、そして1982年スペインW杯の1次リーグ初戦でハンガリーに1試合における最多失点および大会最多得点差記録となる「1-10」の惨敗を喫したことが思い浮かぶものだが、奇遇にも後者の記録が生まれたのは、今回の日本戦が行なわれた日と同じ6月15日だった。
 
 それゆえ、『elsalvador.com』は「エルサルバドル・サッカー界の最も悲しい1日」「6月15日は、2つの大敗が重なったため、エルサルバドルのサッカーにとっては最も忌み嫌われる日になる可能性がある」と記述。『EL MUNDO』紙もこの“不吉”な一致に注目し、「ゴール数は4つ少ないが、不気味な物語は繰り返された」と綴った。

 スペインW杯の大敗劇については、以前に英国の日刊紙『The Guardian』が当時の選手らのコメントなどもまじえて回想し、内戦で国内が荒廃した中で強敵メキシコを抑えて予選を通過したこと自体が奇跡だったこと、財政難や国情不安で大会初戦の3日前にようやくキャンプ地入りできたこと、運営側の不手際で練習用のボールが届かず、ハンガリーチームから借りたこと、代表団のスタッフを2人増やすために選手の登録メンバーを減らさざるを得なかったことなど、当時の彼らの厳しい事情を紹介している。

 このような状況でも、試合前には国民の60%がアンケートで母国の勝利を信じていた中、10失点を喫したのは、ハンガリーの選手が「エルサルバドルは悪いチームではなかったが、攻めることしか考えていなかった」と回想したように、戦略ミスによるところが大きかったという。結果、選手は当時の監督から指揮権を奪い、自分たちで作戦を立てた結果、続くベルギー戦は0-1、前回王者アルゼンチン戦(ディエゴ・マラドーナは「自分ひとりで10点取る」と息巻いていたとか)は0-2と僅差の勝負を演じることに成功した。

 大会を終えて帰国した後、選手たちは国民やメディアから罵声を浴びせられ、脅迫さえも受けたというが、今では彼らへの評価は変わっているという。あの屈辱と悪夢の試合から41年後の今回、現体制下で最多失点を喫した代表チームには、やはり批判、嘲笑の声が多く浴びせられている……。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】メッシが米国インテル・マイアミ入りを発表! シャビは盟友の決断に理解、MLSは「彼はこのリーグを永遠に変える」と期待! 新天地の状況やデビュー時期は?

【関連記事】リーグ年間ベスト11、チームMVP…鮮烈な印象を残した久保建英をスペイン・メディアも激賞!「進化は絶え間なく進み、絶好調のままシーズンを終えた」

【関連記事】「何というクラブだ!」躍進を続ける三笘所属ブライトンの経営力に国内外メディアが賛辞! 他クラブの安易な「マネ」には警鐘も
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号