渡辺教授の教え子の一人がデロイト トーマツ グループにいるという縁もあり、大学による事実上初の取り組みということで連携している。学生主体でトークン購入者とのトークルームのデザインを考えているが、定期的に、デロイト トーマツとディスカッションを行い、よりクオリティの高いものを生み出そうとされている。実戦に勝る学びの場はない。
入念な打ち合わせを繰り返し、トークン購入者へいろんな特定のコースを作ろうとしている。重要視するのは直接の関わり合いだ。
渡辺「クラブの意思決定にご参画いただくというのが、我々のトークン発行に伴う特徴だと思っています。クラウドファンディングとの違いというか、長期的に部へコミットしてもらって、部活を応援してくれる人たちを広く増やすと同時に、コアファンになっていただくというところを目指そうとしています」
例として一つの企画を教えてもらった。《エスコートランナー》というのがあり、これはトークン購入者が「こういうシューズをはいてくれませんか?」というのをデザインから提案できるものだ。履く選手を自分で選ぶことはできないのだが、自分がデザインから関わったシューズを履いた選手が試合でプレーして活躍してくれたら、と思うと、それはとてもワクワクする話ではないか。そこから応援の熱がグッと入ってくるに違いない。
渡辺「《エスコートランナー》を購入分がシューズ費用として充てられるので、選手はありがたいことにタダで履くことができるという企画でもあります。購入者からすると、自分が選んだりしたシューズをはいた選手にこれまで以上に着目したくなるでしょうし、試合にも応援に駆けつけてくれるかもしれません。選手からもダイレクトなメッセージを返したり、それ用の動画を提供したりということも考えています」
他にも購入者専用のトークルームを作ったり、監督やコーチが試合ごとに振り返りのチャットルームを作ったり、トークン購入者同士に楽しくコミュニケーションが取れるための企画なども絶賛会議中。コミュニティをいかに活性化させることができるのかがとても大事だと渡辺教授も指摘する。一次発行は8月8日からの予定で9月末日までとなっている。
【トークン購入ページ】
サッカー部:https://financie.jp/users/csg/cards
バスケットボール部:https://financie.jp/users/cbc/cards
「こうした部会の一般社団法人化、トークンによるマネタイズは自分達のところだけで完結してほしくない」と渡辺は言葉に力を込めていた。見据える将来像はさらに大きく、深いものなのだ。
渡辺「大学スポーツセクター全体がより健全なマネタイズができるように、大学スポーツのアスリート環境が良くなることに広くつながるということを目指しています。だからこそ、この趣旨を多くの方に理解していただきたいなと思っています。そしてここで我々が今回のプロジェクトを成功させることができれば、『なるほど。こういう形でのファンディングができるんだ』と世間に広まっていくことにもなるかもしれません。ぜひ多くの組織で真似してほしいなと思いますし、自分達のノウハウは横展開して差し上げたいと思ってるんですよ」
実際そうした問い合わせは中央大学他部会の中からも、そして他大学からも、いろいろきているという。
渡辺「一般社団法人を作るときの定款など『ぜひ参考にしたいので見せてくれ』という問い合わせがいくつもありますので、学内にも学外にももう配っています。今後いろいろなところへ展開するときに今回、ノウハウを学んだ学生たちが大きな力になってくれるのではないかと思っています。実際に経験したノウハウを伝えてもらえたら先方はとても助かるでしょうし、学生たちにとってもさらにノウハウやナレッジが高まる機会になります。そうした経験がプラスとなり、スポーツ組織に即戦力として採用してもらえるという流れも出てくるかもしれません。どこにとっても、だれにとってもウィン・ウィンになるような、仕組みを作っていけたらなと思っています」
入念な打ち合わせを繰り返し、トークン購入者へいろんな特定のコースを作ろうとしている。重要視するのは直接の関わり合いだ。
渡辺「クラブの意思決定にご参画いただくというのが、我々のトークン発行に伴う特徴だと思っています。クラウドファンディングとの違いというか、長期的に部へコミットしてもらって、部活を応援してくれる人たちを広く増やすと同時に、コアファンになっていただくというところを目指そうとしています」
例として一つの企画を教えてもらった。《エスコートランナー》というのがあり、これはトークン購入者が「こういうシューズをはいてくれませんか?」というのをデザインから提案できるものだ。履く選手を自分で選ぶことはできないのだが、自分がデザインから関わったシューズを履いた選手が試合でプレーして活躍してくれたら、と思うと、それはとてもワクワクする話ではないか。そこから応援の熱がグッと入ってくるに違いない。
渡辺「《エスコートランナー》を購入分がシューズ費用として充てられるので、選手はありがたいことにタダで履くことができるという企画でもあります。購入者からすると、自分が選んだりしたシューズをはいた選手にこれまで以上に着目したくなるでしょうし、試合にも応援に駆けつけてくれるかもしれません。選手からもダイレクトなメッセージを返したり、それ用の動画を提供したりということも考えています」
他にも購入者専用のトークルームを作ったり、監督やコーチが試合ごとに振り返りのチャットルームを作ったり、トークン購入者同士に楽しくコミュニケーションが取れるための企画なども絶賛会議中。コミュニティをいかに活性化させることができるのかがとても大事だと渡辺教授も指摘する。一次発行は8月8日からの予定で9月末日までとなっている。
【トークン購入ページ】
サッカー部:https://financie.jp/users/csg/cards
バスケットボール部:https://financie.jp/users/cbc/cards
「こうした部会の一般社団法人化、トークンによるマネタイズは自分達のところだけで完結してほしくない」と渡辺は言葉に力を込めていた。見据える将来像はさらに大きく、深いものなのだ。
渡辺「大学スポーツセクター全体がより健全なマネタイズができるように、大学スポーツのアスリート環境が良くなることに広くつながるということを目指しています。だからこそ、この趣旨を多くの方に理解していただきたいなと思っています。そしてここで我々が今回のプロジェクトを成功させることができれば、『なるほど。こういう形でのファンディングができるんだ』と世間に広まっていくことにもなるかもしれません。ぜひ多くの組織で真似してほしいなと思いますし、自分達のノウハウは横展開して差し上げたいと思ってるんですよ」
実際そうした問い合わせは中央大学他部会の中からも、そして他大学からも、いろいろきているという。
渡辺「一般社団法人を作るときの定款など『ぜひ参考にしたいので見せてくれ』という問い合わせがいくつもありますので、学内にも学外にももう配っています。今後いろいろなところへ展開するときに今回、ノウハウを学んだ学生たちが大きな力になってくれるのではないかと思っています。実際に経験したノウハウを伝えてもらえたら先方はとても助かるでしょうし、学生たちにとってもさらにノウハウやナレッジが高まる機会になります。そうした経験がプラスとなり、スポーツ組織に即戦力として採用してもらえるという流れも出てくるかもしれません。どこにとっても、だれにとってもウィン・ウィンになるような、仕組みを作っていけたらなと思っています」
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