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日本代表

42年ぶりのイラク戦黒星を欧州・南米・アジアの各国メディアはどう報じたか? 個人への厳しい指摘も免れず【アジア杯】

THE DIGEST編集部

2024.01.21

 グループリーグ最終節で日本と対戦するインドネシアの日刊紙『KOMPAS』は、「イラクが驚くべきことに日本を破った。CFのアイメン・フセインは2ゴールを決め、“サムライブルー”の災難となった」と報じる一方、『Bola Sport』紙は「これまで森保監督のチームは、まるでブルドーザーのように容赦なく相手チームを圧倒していたが、このイラク戦の一敗は、彼らの素晴らしい記録を破壊する大きな打撃となった」と記述した。
 
 また、同じくインドネシアのスポーツ専門サイト『BOLA.COM』は、「試合を支配しても、勝利が保証されるわけではない。それが、この一戦で起こった。日本は15本のシュートを放ち、ボールを73パーセントまでコントロールしたが、シュートが枠内に飛んだのは2本だけ。一方、イラクは予測不可能で、圧力を感じていないように見え、ヘスス・カサスのチームはより効果的にプレーして、わずか8本のシュートのうち3本は枠を捉えた」などと、両チームの違いを指摘した。

 欧州メディアでは、スペイン・バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、この試合で先発出場した久保建英に注目し、「日本はアジアカップで期待に応えられておらず、驚くべきことにイラクに敗れた。久保は61分間プレーしたが、チームの失敗を防ぐための役には立てなかった。日本は最終戦に全てを懸けることになるが、グループリーグで敗退し、久保が早期にドノスティアに戻る可能性さえある」と、ネガティブに伝えている。

 フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は、「試合はサムライブルーにとっての悪夢となった。開始5分のプレーでは、GK鈴木の非常に不運なクリアミスでアイメンの先制ゴールが生まれた」「後半、森保監督のチームは繰り返し攻撃を仕掛け、非常に明確な支配を見せたが、先発のFWとして起用された浅野拓磨の得点力不足もあり、追いつくことができなかった」と、具体的な選手の名前を挙げ、敗北の要因を指摘した。
 
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