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「ここ数十年で最悪の夜」と地元紙が悲嘆したマドリーのCL大敗…ホームでの逆転には「奇跡が起きるとは信じがたい」「何が起こってもおかしくない」と見方は二分

THE DIGEST編集部

2025.04.10

 選手も、「逆転はもちろん可能だ」(キリアン・エムバペ)、「この状況をひっくり返せるチームがあるとすれば、それは我々だ」(ラウール・アセンシオ)、「次の試合は今日とは全く違うものになるだろう。みんなでこの状況を乗り越えたい」(ルーカス・バスケス)、「0-3の敗北は厳しいが、ホームでの我々は強い。このチームを信じてほしい」(ティボー・クルトワ)と、それぞれ勝負を諦めていないことを強調している。

 スポーツ専門チャンネル「ESPN」は、マドリーがホームスタジアムで起こしてきた数々の奇跡を紹介し、「ここでは何が起きても不思議ではない。第2戦で早い時間にマドリーがゴールを決めれば、このレベルでの経験が浅いアーセナルを動揺させる可能性がある。そして、ホームの大観衆と、前線の豊富なスター選手たちの力を考えれば、何が起こってもおかしくはない」と、“奇跡”の再現の可能性を示唆した。

 しかし同時に、「今回のような第1戦での敗北は、これまでとは少し状況が違う。3点のビハインドを覆すのは、全く別次元の挑戦だ。そして、この結果は偶然ではない。今季のマドリーは、マンCとのプレーオフを除けば、シーズンを通して良いパフォーマンスを見せていない」とも、同メディアは付け加えている。
 
 一方、「ここ数十年で最悪の夜がマドリードを襲った」と伝えたマドリーの地元スポーツ紙『MARCA』は、極めて悲観的な見解を示しており、「ロンドンで派手に敗れた『白い巨人』は、準決勝進出がほぼ不可能な状況に。(中略)閃きも、魂も、技術もない……欧州王者らしからぬ悲劇的な夜。8日間で奇跡が起きるとは信じがたい」。

 そして前出の『Defensa Central』は、好守を見せたクルトワら一部選手を除けば、好機を逃し続けたエムバペ、ヴィニシウス・ジュニオールをはじめ、指揮官らを「戦犯」とし、さらにこの敗北を彼らの去就にも結び付け、ここからの「一切のミスが許されない戦い」について「逆転か、それとも新たなサイクルの始まりか。未来はすぐそこにある」と、マドリーが分岐点を迎えていることを指摘した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】マドリーがアーセナルに0-3で敗れる! CL準々決勝第1レグハイライト
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