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海外サッカー

「長くいすぎるのは良くないっていうのは感じてます」瀬古歩夢、代表定着へスイス1部残留とともに、さらなる成長を促す環境を目指して

中野吉之伴

2025.04.30

「守備の選手は出た試合でチームが勝たないと評価されない」と話したのは元日本代表キャプテンの長谷部誠だったか。ドイツ語で「攻撃がチームに勝利をもたらし、守備が優勝へ導く」という言葉があるが、次のステージへステップアップするためにも、安心して任せられる守備をチームにもたらす存在として、瀬古はスイスの地でアピールを続けていかなければならない。

 
「チームは苦しい状況ですけど、やり続けるしかない。自分自身のコンディションは悪くない。シーズン通して、試合に出続けて、いいパフォーマンスを維持したいなと思ってます」

 そう語る瀬古の言葉はとても力強い。気づけばスイスへ渡り3年以上が経っている。自身の契約は今季終了で終わる。旅立ちの時が近づいてきているかもしれない。

「長くいすぎるのは良くないっていうのは感じています。今年で契約も終わりなんで、より自分が成長できる場所に舞台を置きたいなと思ってます。だからこそ、最後までシーズン通して試合に出続けて、いいパフォーマンスを出しているというふうに思わせないといけない」

 4月のバーゼル戦後にそう話していた。成長しなければ代表への道も閉ざされてしまう覚悟を持っている。そして心に誓うのは代表定着だけではない。代表チームで確かな立ち位置を築き上げ、チームの中心として戦うことだ。

 瀬古「もちろん、そうでありたいです。いま(日本代表の)後ろのポジションの競争はすごいことだと思います。そういった選手たちからポジションを奪うためには、プレーするチームで成長しないといけない。海外でプレーしてる選手も増えてきて、5大リーグでプレーしてる選手も出てきています。そういった選手がもっと増えていけば。自分たちが日本サッカーの未来を変えていかないといけないと思ってるんです。難しい道ですけど、そのためにやれることをやっていきたいです」

 代表への思いをそう熱く話してくれたことがあった。その思いは今も燃え続けている。まずはチームを1部残留へと導き、さらに成長する環境へと飛び込んでいきたい。

文●中野吉之伴

【記事】「大胆な目標であることは間違いない」W杯優勝を目標に掲げた森保監督の発言に海外メディアが反応

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