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海外サッカー

プレミア最終節で日本人選手が好パフォーマンス! 逆転劇演出の三笘薫に現地メディアは「違いを見せた」と賛辞、対峙した鎌田大地と遠藤航にも好反応

THE DIGEST編集部

2025.05.27

 ちなみに『BBC』の名物サッカー番組『Match of the Day』は、今季の「ゴール・オブ・ザ・シーズン」に、三笘がGKバート・フェルブルッケンからのロングフィードをスプリントしながら見事なトラップで足元に収め、マーカーをかわしてゴールネットを揺らした25節チェルシー戦のゴールを選出したことをSNS等で発表している。

 話を戻すと、『Daily Mail』紙は10点満点の採点でヒンシェルウッド(8)に次ぐチーム2番目タイの「7.5」を背番号22に与え、ブライトンの地元総合サイト『Sussex World』は「途中出場ですぐに試合に影響を与え、相手にとって真の脅威となった。移籍の噂もある中、これがクラブでの最後の出場になる可能性もある。もしそうだとすれば、素晴らしいラストマッチだったと言えるし、これまで通りのクオリティーを見せてくれた」と寸評を綴り、採点は「7」とした。

 一方、同節では今季のリーグ王者に輝いたリバプールとFAカップを制したクリスタル・パレスの対戦という一足早い「コミュニティシールド」が実現し、開始9分にアウェーのパレスがタイリック・ミッチェルの見事なラストパスを受けたイスマイラ・サールのゴールで先制。68分にはライアン・フラーフェンベルフの退場でリバプールはさらなる窮地に立たされたが、84分に得点王モハメド・サラーの29点目が決まり、勝点1を分け合うこととなった。
 
 パレスの数的優位を生み出したのは、ハーフウェーライン付近で浮き球を上手く奪取してフラーフェンベルフの決定機阻止ファウルを誘発した鎌田大地で、中盤でフル出場を果たした背番号18にはスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が及第点以上の「7」というチーム3番目タイの高採点を付与している。

 そして、この退場劇によって急遽ピッチに送り出されたのがリバプールの遠藤航だ。ルイス・ディアスとの交代で最終ラインに入った日本代表キャプテンは、21分間のプレーでボールタッチ33回、パス26回(全て成功)、タックル1回、クリア1回、インターセプト3回、ボール奪取2回、地上デュエル3回(勝利2回)、空中デュエル1回(勝利)、ファウル1回というスタッツを記録し(データ専門サイト『FOTMOB』より)、数的不利の中で失点を防ぐのに貢献した。

 リバプールの地元日刊紙『ECHO』は、「最終ラインに入ってからは、まずまずの仕事をこなしていた」と評し、クラブ専門サイト『THIS IS ANFIELD』は「ひとり少ない状況でも、いつも通り守備では活発に動いていた。今や真のカルト的ヒーローだ」と背番号3を称賛、同じくクラブ専門サイトの『LIVERPOOL.COM』は「移籍の可能性がある選手にとって、新たな出場機会に。フラーフェンベルフ退場後、自ら進んでCBを務めた」と寸評を綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

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