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日本代表

「欧州や南米以外で初めて優勝を狙える」来夏のW杯日本代表に海外注目!「スターになれる可能性がある」と挙げられたのは?

THE DIGEST編集部

2025.06.13

 タン氏は、最終予選で最も印象的な選手を訊かれ、「特に目立ったわけではなかったものの、アジア勢最大の希望である日本代表のエース候補として上田綺世が堅実に力を発揮している。『サムライブルー』の3-4-2-1の1トップとして、得点だけでなく、総合的に前線を支える働きを見せていた」と回答し、以下のように続けた。
 
「フェイエノールトで活躍を続けている26歳は、来夏のW杯で世界的なスターになれる可能性を秘めている。三笘薫や鎌田大地、堂安律ら、ゴールを奪える攻撃の人材は豊富な日本だが、本大会では上田の出来次第でチームの成績が大きく左右されるだろう。予選では8得点を記録したが、まだまだ伸びしろを感じさせた」

 最後に、「W杯が終わった時、アジア勢に関して最大の話題となっていることは何か?」との問いに対して、リンチ氏が「その答えは明らかに『日本』だ。彼らが世界制覇にどれだけ近づけたか? あるいはその望みが厳しい現実の前に打ち砕かれたか? のどちらかだ」と答えている。

 先日は英国の大手日刊紙『The Guardian』で、同紙に寄稿する著名な英国人ジャーナリストであるジョナサン・ウィルソン氏が、読者からの「これまでW杯で優勝経験のない大陸の国で、最初に優勝トロフィーを掲げる可能性が高いのはどこか?」という質問に、「アジアが最も可能性があるかもしれない。現時点では日本、韓国、そしてサウジアラビアの3か国に限られるが――」と返していたが、こうしたことからも、アジアのトップレベルに対しては、世界の評価が以前とは変わってきていることが窺える。

 1990年代、アフリカ勢がW杯で黄金のトロフィーを手にするのは時間の問題だと言われていたものだが、新たな歴史の扉をアジアが先んじて開くのか、その栄誉ある役割を日本が担えるのか。来夏の本大会は、これまで以上に興味深いものとなりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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