日刊紙『El Pais』は、「久保は素晴らしい個人プレーの後、シンフォニックなオーケストラのように中盤でボールを操り、見事なアクションの末にクロスバーにシュートを放った」と67分の絶好機の場面を伝え、「彼は相手選手に非常に厄介な夜を過ごさせた」と、久保の76分間のプレーを総括している。
ポルトガルのメディアでは、日刊紙『Record』が「日本人選手は右サイドで、ベンフィカのバランスを崩し続けており、得点にも大きく近づいていた」と敵のウィンガーを評し、60分の惜しい場面では「久保のなんという個性的なプレーだ! ソシエダの右ウィンガーは素晴らしいテクニックで、相手CBニコラス・オタメンディの守備をものともせずにシュートを放った」と言及した。
また、『Diario de Notícias』紙は、「中盤で創造性がなく、また攻撃面で解決策を持たないベンフィカに対し、組織的なラ・レアルは、実質的に試合全体を支配。特に、久保の大胆なプレーが彼らの推進力となった」と、日本人選手の貢献度の高さを強調している。
さらに『A Bola』紙は、「久保はユラセクの前で、思い通りに動き、自由にプレーした。ただし、ゴールだけが足りなかった。得点を妨げたのは、クロスバーとGKアナトリー・トルビンの確実なセーブだった。久保はボールを左足に密着させ、速く、幾度も斜めにドリブルし、ほとんどの場合において相手の対抗を受けることなく、右から中央へ突き進んだ。彼は今後の成功に向けて準備ができている」と、その将来にも太鼓判を押した。
そして、バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、久保に10点満点の採点で単独最高の「9」を与え、「信じられないほど素晴らしいプレーを披露した日本人選手は、半ダース以上のチャンスを創出。最初から自身が担当するエリアで、思い通りにプレーした。彼がプレーに絡むたび、敵地のスタジアムは静まり返った。まるで、ピッチ全体で猛威を振るうスズメバチのようだった。唯一足りなかったのはゴールで、クロスバーによって完璧な栄光を逃がした」と、寸評では賛辞を並べた。
このように、多くのメディからポジティブな評価を下された久保だが、そんな中でサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「久保と“世界”の対決。現在の自信からくる自己主張の強さが、日本人選手のプレーを何度か誤らせた。彼はゴールを試みたが、成功しなかった。ボールを独占的に保持しすぎた」として、他のスタメンが全て8~9点となっている採点で、彼だけが「6」止まり。複数回の逸機を重く見ているようであり、ある意味、高い能力を誇る22歳への期待を裏返しとも言えるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】久保建英のシュートはクロスバー直撃! ベンフィカ戦ハイライト
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また、『Diario de Notícias』紙は、「中盤で創造性がなく、また攻撃面で解決策を持たないベンフィカに対し、組織的なラ・レアルは、実質的に試合全体を支配。特に、久保の大胆なプレーが彼らの推進力となった」と、日本人選手の貢献度の高さを強調している。
さらに『A Bola』紙は、「久保はユラセクの前で、思い通りに動き、自由にプレーした。ただし、ゴールだけが足りなかった。得点を妨げたのは、クロスバーとGKアナトリー・トルビンの確実なセーブだった。久保はボールを左足に密着させ、速く、幾度も斜めにドリブルし、ほとんどの場合において相手の対抗を受けることなく、右から中央へ突き進んだ。彼は今後の成功に向けて準備ができている」と、その将来にも太鼓判を押した。
そして、バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、久保に10点満点の採点で単独最高の「9」を与え、「信じられないほど素晴らしいプレーを披露した日本人選手は、半ダース以上のチャンスを創出。最初から自身が担当するエリアで、思い通りにプレーした。彼がプレーに絡むたび、敵地のスタジアムは静まり返った。まるで、ピッチ全体で猛威を振るうスズメバチのようだった。唯一足りなかったのはゴールで、クロスバーによって完璧な栄光を逃がした」と、寸評では賛辞を並べた。
このように、多くのメディからポジティブな評価を下された久保だが、そんな中でサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「久保と“世界”の対決。現在の自信からくる自己主張の強さが、日本人選手のプレーを何度か誤らせた。彼はゴールを試みたが、成功しなかった。ボールを独占的に保持しすぎた」として、他のスタメンが全て8~9点となっている採点で、彼だけが「6」止まり。複数回の逸機を重く見ているようであり、ある意味、高い能力を誇る22歳への期待を裏返しとも言えるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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