女子テニスの大前綾希子が、9月20日に自身のインスタグラム(@akiko.omae_official)を通じて現役引退を発表した。
現在32歳の大前は京都で生まれ育ち、3歳でテニスを始めた。全日本ジュニアの単複でタイトルを獲得するなどの活躍を見せ、18歳でプロ転向。パワフルなフォアハンドやドライブボレー、そして最後までファイトする姿でファンを魅了しながら国内外のツアーを回り、全日本テニス選手権で2016年に単複優勝、21年と22年は複のタイトルを獲得した。
ITF大会では単7回、複26回優勝に輝き、四大大会は全豪、全仏、ウインブルドンの予選に出場経験があり、17年のウインブルドンではダブルスのラッキールーザーで本戦入りを果たした。世界ランキングのキャリアハイは単188位、複95位。14~16年は月刊スマッシュの若手応援企画『GOLD RUSH2』のメンバーとして誌上やイベントでも活躍。
パワフルなプレーだけでなく笑顔や明るいキャラでも周囲から愛されてきた大前だったが、今年度の「テニス日本リーグ」(実業団チームによる国内最高峰の団体戦。大前は橋本総業チームでプレー予定)を最後に現役を退く決断をした。
インスタグラムでは「テニスを通じて沢山の人達と出逢い・色んな国へ行き・色んな感情と向き合い・感謝の気持ちを持つ大切さを知り・行動に自覚を持つ本当に人として成長させてもらいました」と振り返っている。
また、「嬉しいことよりも辛いことの方が多かった」ものの、小学生の頃からの夢であったテニス選手になったことは「沢山の人に応援してもらって幸せなテニス人生だったなぁっと噛み締めてます」と、泣き顔の絵文字を添えて記した。
恩師の増田健太郎氏には「11歳の時に京都で出逢ってから22年が経ちました。コーチに出逢えていなかったらプロにはなれなかったと思います。ここまで長い間、沢山の愛情をありがとうございました!!」とメッセージを残した。
そして周囲への感謝を述べて「今は、最後まで私らしく全力で戦える様に準備をしております」と花道への意気込みを綴っている。
なお、現時点で「国内で戦う最後の個人戦」の出場予定は下記だ。
■9月23日~:全日本選手権大会 予選 (清水善造メモリアルセンター)
■9月29日~:わたSHIGA輝く国スポ (大石緑地スポーツ村テニスコート)
■10月5日~:全日本選手権 本戦 (有明テニスの森)
国スポの会場は大前が小学生の頃に練習していた場所で、「約20年ぶりにこのコートに帰ってくるなんて思ってもいなかったのでなんだかエモいです。笑」とも記した。
そして「現役最後の姿を観に来ていただけると嬉しいです」と呼びかけた。最後の最後までファイトし、たくさんのファンの前で花道を飾ることを願いたい。
構成●スマッシュ編集部
【関連記事】全日本選手権ダブルス、女子は引退する今西が大前とのペアで有終の美。男子は上杉/松井が貫録の2連覇<SMASH>
【関連記事】福岡国際女子テニス、坂詰姫野はジュニア女王に一歩及ばず準優勝。ダブルスは小堀/清水が2週連続V!<SMASH>
【関連記事】日本リーグ女子は橋本総業HDが2連覇達成!「勝たなきゃというプレッシャーの中、勝ち切れた」と吉田総監督<SMASH>
現在32歳の大前は京都で生まれ育ち、3歳でテニスを始めた。全日本ジュニアの単複でタイトルを獲得するなどの活躍を見せ、18歳でプロ転向。パワフルなフォアハンドやドライブボレー、そして最後までファイトする姿でファンを魅了しながら国内外のツアーを回り、全日本テニス選手権で2016年に単複優勝、21年と22年は複のタイトルを獲得した。
ITF大会では単7回、複26回優勝に輝き、四大大会は全豪、全仏、ウインブルドンの予選に出場経験があり、17年のウインブルドンではダブルスのラッキールーザーで本戦入りを果たした。世界ランキングのキャリアハイは単188位、複95位。14~16年は月刊スマッシュの若手応援企画『GOLD RUSH2』のメンバーとして誌上やイベントでも活躍。
パワフルなプレーだけでなく笑顔や明るいキャラでも周囲から愛されてきた大前だったが、今年度の「テニス日本リーグ」(実業団チームによる国内最高峰の団体戦。大前は橋本総業チームでプレー予定)を最後に現役を退く決断をした。
インスタグラムでは「テニスを通じて沢山の人達と出逢い・色んな国へ行き・色んな感情と向き合い・感謝の気持ちを持つ大切さを知り・行動に自覚を持つ本当に人として成長させてもらいました」と振り返っている。
また、「嬉しいことよりも辛いことの方が多かった」ものの、小学生の頃からの夢であったテニス選手になったことは「沢山の人に応援してもらって幸せなテニス人生だったなぁっと噛み締めてます」と、泣き顔の絵文字を添えて記した。
恩師の増田健太郎氏には「11歳の時に京都で出逢ってから22年が経ちました。コーチに出逢えていなかったらプロにはなれなかったと思います。ここまで長い間、沢山の愛情をありがとうございました!!」とメッセージを残した。
そして周囲への感謝を述べて「今は、最後まで私らしく全力で戦える様に準備をしております」と花道への意気込みを綴っている。
なお、現時点で「国内で戦う最後の個人戦」の出場予定は下記だ。
■9月23日~:全日本選手権大会 予選 (清水善造メモリアルセンター)
■9月29日~:わたSHIGA輝く国スポ (大石緑地スポーツ村テニスコート)
■10月5日~:全日本選手権 本戦 (有明テニスの森)
国スポの会場は大前が小学生の頃に練習していた場所で、「約20年ぶりにこのコートに帰ってくるなんて思ってもいなかったのでなんだかエモいです。笑」とも記した。
そして「現役最後の姿を観に来ていただけると嬉しいです」と呼びかけた。最後の最後までファイトし、たくさんのファンの前で花道を飾ることを願いたい。
構成●スマッシュ編集部
【関連記事】全日本選手権ダブルス、女子は引退する今西が大前とのペアで有終の美。男子は上杉/松井が貫録の2連覇<SMASH>
【関連記事】福岡国際女子テニス、坂詰姫野はジュニア女王に一歩及ばず準優勝。ダブルスは小堀/清水が2週連続V!<SMASH>
【関連記事】日本リーグ女子は橋本総業HDが2連覇達成!「勝たなきゃというプレッシャーの中、勝ち切れた」と吉田総監督<SMASH>