1人で手軽に行なえ、基礎をしっかり学べるテニスの練習法「壁打ち」。では、どんなメニューをこなせば効果が高いのか? “練習のスペシャリスト”である日本体育大学の森井大治・硬式テニス部監督が、お薦めのメニューを紹介するシリーズ。その7回目だ。
◆ ◆ ◆
ストロークばかりでなく、ボレーも壁打ち練習で磨くことができる。ボレーが苦手な人は、傾向としてラケットを振ってしまうことが多い。ボレーは“キャッチ感覚”でボールを打つのが苦手克服のポイントだ。
そのタッチを知るために、まずはラケットを持たず、壁に向かって手で投げたボールを、ノーバウンドでキャッチする練習から始めよう。高く投げて高い所でキャッチすればハイボレーの、低く投げて低い所でキャッチすればローボレーの練習ができる。このキャッチ感覚のままラケットを持ってボールを打てば、ボレーの基本はマスターしたも同然だ。
【練習の手順】
1:壁から2~3メートルの所に立ち、壁に向かって下手でボールを投げる
2:壁から跳ね返ってきたボールを、バウンドさせずに右手でキャッチ(フォアボレー)
注意点は、しっかり足を使ってボールの近くに身体を運ぶこと。その場に突っ立ったまま、腕だけ伸ばしてボールを取りにいくと、キャッチしにくい。また、捕球する位置が身体より後ろになるのもNG。実際のボレーでは振り遅れになってしまう。
なお、写真はフォアボレーを想定しているが、バックボレーも練習できる。片手バックボレーなら、右手を逆手にしてボールをキャッチ。両手バックボレーは、右手を左手首付近に添え、左手でキャッチするといい。
解説=森井大治
ナショナルメンバーの経験を持つ元プロ選手。引退後は筑波大学大学院でコーチ学を修了。ユニバーシアード代表監督、早稲田大学庭球部コーチなどを歴任後、現在は日体大監督を務める。※協力=倉橋孟甫(日体大テニス部)
構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2020年3月号より再編集
【PHOTO】練習こそ上達への近道。トッププロたちの練習風景
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ストロークばかりでなく、ボレーも壁打ち練習で磨くことができる。ボレーが苦手な人は、傾向としてラケットを振ってしまうことが多い。ボレーは“キャッチ感覚”でボールを打つのが苦手克服のポイントだ。
そのタッチを知るために、まずはラケットを持たず、壁に向かって手で投げたボールを、ノーバウンドでキャッチする練習から始めよう。高く投げて高い所でキャッチすればハイボレーの、低く投げて低い所でキャッチすればローボレーの練習ができる。このキャッチ感覚のままラケットを持ってボールを打てば、ボレーの基本はマスターしたも同然だ。
【練習の手順】
1:壁から2~3メートルの所に立ち、壁に向かって下手でボールを投げる
2:壁から跳ね返ってきたボールを、バウンドさせずに右手でキャッチ(フォアボレー)
注意点は、しっかり足を使ってボールの近くに身体を運ぶこと。その場に突っ立ったまま、腕だけ伸ばしてボールを取りにいくと、キャッチしにくい。また、捕球する位置が身体より後ろになるのもNG。実際のボレーでは振り遅れになってしまう。
なお、写真はフォアボレーを想定しているが、バックボレーも練習できる。片手バックボレーなら、右手を逆手にしてボールをキャッチ。両手バックボレーは、右手を左手首付近に添え、左手でキャッチするといい。
解説=森井大治
ナショナルメンバーの経験を持つ元プロ選手。引退後は筑波大学大学院でコーチ学を修了。ユニバーシアード代表監督、早稲田大学庭球部コーチなどを歴任後、現在は日体大監督を務める。※協力=倉橋孟甫(日体大テニス部)
構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2020年3月号より再編集
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