海外テニス

「検査を受けてきた」ナダルが全豪オープンでの負傷について現状報告。今後の見通しも明かす<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.01.27

全豪オープンで左股股関節を負傷したナダル。再び3週間後に検査を受ける予定だ。(C)Getty Images

 1月27日、男子テニス世界ランク2位のラファエル・ナダル(スペイン)は、公式ツイッターを更新。四大大会「全豪オープン」(オーストラリア/メルボルン/ハードコート)の2回戦で負傷した左股関節について、現状を報告している。

 この試合では、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ/世界65位)に4-6、4-6、5-7のストレート負けを喫したナダル。四大大会で3回戦に進出できなかったのは、初戦敗退に終わった2016年の全豪オープン以来だった。

 この試合、第1セットをマクドナルドに攻め込まれ、先行を許すと、第2セットの第8ゲームで左股関節を負傷。メディカル・タイムアウトを要請し、治療を受けた。しかし、ケガの状態は良くならず、第2セットを落としてしまう。第3セットも思うように足が動かなかったナダルは、結局ストレートで敗退となった。
 
 敗戦後には、自身のSNSを通じて、ケガが股関節の付け根の損傷だと公表。「全治まで6~8週間が必要」と報告していたが、それから約1週間が経過した今回は、「バルセロナのテクノン・テニスクリニックで、いくつかの検査を受けてきた」と前置きした上で、ケガの状況を新たに伝えている。

「ツアーの離脱期限は変わらないだろう。今後の治療法を決めていき、3週間後にも新たな検査が行なって経過を見ていこうと思う」

 早期敗退を余儀なくされたナダルは、昨年のウインブルドンで腹部の肉離れを起こして以来、苦戦を強いられている。今季に入ってからは、開幕戦の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」を含めて、4戦3敗という成績。厳しい状況に立たされているが、ケガを回復させ、再びコート上でパワフルなプレーが見られることを期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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