昨年7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/芝コート)で悲願の四大大会初優勝を成し遂げ、持ち前の力強いテニスでファンを魅了し続けている女子テニス世界ランク3位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)。2023シーズンに入ってからも1月の全豪オープンでグランドスラム2度目の決勝進出を果たすなど好調を維持してきたが、ここ最近は体調が優れない日々が続いているという。
先の全仏オープンでもサラ・ソリベストルモ(スペイン/現84位)と対戦するはずだったシングルス3回戦を「ウイルス感染による体調不良」を理由として試合前に棄権していたルバキナ。しばしの休養を経て先週の「BETT1オープン」(WTA500)で無事芝シーズン初戦を迎えたものの、2回戦でドナ・ベキッチ(クロアチア/現20位)に逆転負けを喫し、思うような結果を残すことはできなかった。
そして現地6月26日、スペインのテニス専門メディア『Punto de Break』は、ルバキナが今週出場予定を予定していた「ロスシー国際」(6月26日~7月1日/イギリス・イーストボーン/芝コート/WTA500)の欠場を発表したと報道。LTA(イギリス・ローンテニス協会)が公式サイトで掲載している同大会のエントリーリストからもすでに彼女の名前は消されている。
イギリスメディア『The Express』によると、ルバキナは大会開幕前の記者会見で全仏棄権以降も体調が戻っていない旨を明かしつつ、以下のようにコメントしていたという。
「全仏を棄権した後でホテルに戻ったけど、さらに状況が悪化してしまったから、数日間、部屋から出ずにパリに滞在しなければならなかった。芝シーズンの準備はゆっくりと進めていたけど、ウイルスにかかっていたから大変だった」
その後改めてルバキナは現在のコンディションについて「まだ100パーセントの状態ではない」と簡潔に説明。それでも最後には「徐々に回復傾向に向かっている」と述べ、イーストボーン大会で結果を残したいと意気込みも語っていた。出場辞退を決断した具体的な理由についてはまだ明らかにしていないが、おそらく上記の体調不良が関係しているのは間違いないだろう。
いずれにせよ、ルバキナは試合数を重ねられないまま約1週間後に開幕するウインブルドン(7月3日~16日)でタイトル防衛に挑むことになりそうだ。とにかく今は一日も早く体調が戻ることを願うばかりである。
文●中村光佑
【PHOTO】準優勝のルバキナはじめ全豪オープン2023で熱戦を繰り広げた女子選手たちの厳選写真!
先の全仏オープンでもサラ・ソリベストルモ(スペイン/現84位)と対戦するはずだったシングルス3回戦を「ウイルス感染による体調不良」を理由として試合前に棄権していたルバキナ。しばしの休養を経て先週の「BETT1オープン」(WTA500)で無事芝シーズン初戦を迎えたものの、2回戦でドナ・ベキッチ(クロアチア/現20位)に逆転負けを喫し、思うような結果を残すことはできなかった。
そして現地6月26日、スペインのテニス専門メディア『Punto de Break』は、ルバキナが今週出場予定を予定していた「ロスシー国際」(6月26日~7月1日/イギリス・イーストボーン/芝コート/WTA500)の欠場を発表したと報道。LTA(イギリス・ローンテニス協会)が公式サイトで掲載している同大会のエントリーリストからもすでに彼女の名前は消されている。
イギリスメディア『The Express』によると、ルバキナは大会開幕前の記者会見で全仏棄権以降も体調が戻っていない旨を明かしつつ、以下のようにコメントしていたという。
「全仏を棄権した後でホテルに戻ったけど、さらに状況が悪化してしまったから、数日間、部屋から出ずにパリに滞在しなければならなかった。芝シーズンの準備はゆっくりと進めていたけど、ウイルスにかかっていたから大変だった」
その後改めてルバキナは現在のコンディションについて「まだ100パーセントの状態ではない」と簡潔に説明。それでも最後には「徐々に回復傾向に向かっている」と述べ、イーストボーン大会で結果を残したいと意気込みも語っていた。出場辞退を決断した具体的な理由についてはまだ明らかにしていないが、おそらく上記の体調不良が関係しているのは間違いないだろう。
いずれにせよ、ルバキナは試合数を重ねられないまま約1週間後に開幕するウインブルドン(7月3日~16日)でタイトル防衛に挑むことになりそうだ。とにかく今は一日も早く体調が戻ることを願うばかりである。
文●中村光佑
【PHOTO】準優勝のルバキナはじめ全豪オープン2023で熱戦を繰り広げた女子選手たちの厳選写真!