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国内テニス

【全国中学生テニス選手権】女子個人戦シングルスは小坂莉來が悲願の全国制覇!ダブルスは谷本葵/柴山那奈が個人と団体の2冠達成<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.08.22

女子単は小坂莉來(写真左)が第1シードを守り切って優勝。複は今大会の団体戦でも優勝している柴山那奈/谷本葵(右)が2冠を達成した。写真:スマッシュ編集部

女子単は小坂莉來(写真左)が第1シードを守り切って優勝。複は今大会の団体戦でも優勝している柴山那奈/谷本葵(右)が2冠を達成した。写真:スマッシュ編集部

 団体と個人に分かれて中学生テニスの頂点を懸けて戦う「全国中学生テニス選手権大会」(団体戦8月18日~20日、個人戦8月20日~21日/香川県総合運動公園テニスコート)。今年で第50回を迎えた伝統の大会は大会最終日となる21日、男女個人戦のシングルス3回戦から決勝、同ダブルスの準決勝と決勝が行なわれた。

 個人戦は単複ともに全て1セットマッチ(6ゲームズオール後は7ポイントタイブレーク)で実施。また熱中症対策として「特別ヒートルール」を採用。会場の気温が35度以上になった場合やWBGT(暑さ指数)が31度になった場合、10ゲーム終了後に5分間の休憩が取られる。

 女子シングルスの頂点に立ったのは、第1シードの小坂莉來③(奈良・香芝市立香芝中)。全国大会では過去2度(全日本ジュニアと全国選抜)決勝進出を果たしているが、いずれも「決勝に出られたことで優勝したような気分になって油断した」ことが原因で敗れていた。だからこそ今回の決勝は「意識して気を引き締めて臨みました」と語る。

 決勝の相手は第2シードの吉田理世③(京都・京都市立開晴小中)。小坂は左右両手打ちから放たれる吉田の伸びのあるストロークに走らされる展開を強いられるも、「キツかったけど、チャレンジすべきところでは自分から仕掛けました」の言葉通り、苦しい場面でもそこから鮮やかなダウンザラインを沈めるなど要所を抑えて勝利を引き寄せた。
 
 一方、女子ダブルスを制したのはノーシードの谷本葵③/柴山那奈①(広島・山陽女学園中)。準決勝で第1シードの米山心③/口井琴音③(千葉・市川市立第四中)に競り勝って波に乗る3年&1年コンビは、決勝でもその勢いのまま大杉莉子③/武田弥桜里③(千葉・野田市立南部中)を振り切った。今大会では4連覇を達成している団体戦にも出場している2人は個人戦も制したことで「今年の目標だった」(谷本)という2冠を見事達成した。

■女子シングルス結果(32ドロー/準決勝より)
【準々決勝】
小坂莉來③(奈良・香芝市立香芝中)[1]〇 6-1 ●成澤寿珠③(京都・城陽市立南城陽中)

三枝夏子②(埼玉・蕨市立第二中)[5-8]〇 6-2 ●渡辺葵依②(広島・山陽女学園中)

池田花珠③(岡山・倉敷市立南中)〇 7-6(2) ●窪田結衣③(愛媛・松山市立久米)[3-4] 

吉田理世③(京都・京都市立開晴小中)[2]〇 6-0 ●稲見美咲③(千葉・船橋市立坪井中)

【準決勝】
小坂莉來〇 6-3 ●三枝夏子
吉田理世〇 6-3 ●池田花珠

【決勝】
小坂莉來〇 6-3 ●吉田理世


■女子ダブルス結果(16ドロー/準決勝より)
【準決勝】
谷本葵③/柴山那奈①(広島・山陽女学園中)[3-4]〇 7-5 ●米山心③/口井琴音③(千葉・市川市立第四中)[1]

大杉莉子③/武田弥桜里③(千葉・野田市立南部中)〇 6-2 ●太田乃愛③/太田柚七①(静岡・浜松市立東陽)

【決勝】
谷本葵/柴山那奈〇 6-2 ●大杉莉子/武田弥桜里

※名前の後の数字は学年、[ ]内数字はシード

取材●小松崎弘(スマッシュ編集部)

【PHOTO】2023全国中学生テニス選手権大会/団体戦&個人戦フォトギャラリー
 

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