試合を終えたコート上で見せた、対戦相手を思いやる行為が話題になっている。
男子テニスツアー「フェイズ・サロフィム・全米男子クレーコート選手権」(3月31日~4月6日/アメリカ・ヒューストン/ATP250/クレーコート)は現地3日にシングルス2回戦を実施。第8シードで出場している錦織圭(世界ランク66位)が、クリストファー・ユーバンクス(アメリカ/同117位)と対戦したが、第1セットを1-6で落とした直後に途中棄権となった。
錦織はコンディション不良を理由に3月19日~30日の「マイアミ・オープン」を欠場して心配されていたものの、今大会1回戦では予選勝者のミッチェル・クルーガー(アメリカ/同141位)に6-4、6-2と快勝。サービスやストロークも好調で不安を払拭したようにも見えた。
しかし2回戦では状況が一変。ゲーム中にはしきりに右肩を気にする仕草を見せ、サービスの威力も半減したようで2度のブレークを献上。試合開始からわずか23分で第1セットを落としてしまう。すると「もうダメ」とばかりに錦織は途中棄権を申し入れ、ユーバンクスの準々決勝進出が決まったのである。
この試合後にも勝利者が行なうカメラサインのパフォーマンスが行なわれた。今大会でのカメラサインと言えば、錦織が1回戦勝利後に平仮名で「にしこり!」と書いたものが「ににり!」にも見えると話題になったが、2回戦ではその錦織の対戦相手であるユーバンクスのカメラサインが注目された。
カメラに向かってユーバンクスが「ケイ、早く良くなってね!」とメッセージを1字1字、丁寧に書き込んだのである。
この様子は『Tennis TV』の公式Xアカウント(@TennisTV)ですぐに公開。すると「ユーバンクスこそ一流の選手だ。ATPではこのような選手が少ない」「クリスくん、ええ子や」「私も圭の回復を祈っている。それにしても、クリスの字はなんて美しいんだろう!!」「ユーバンクス優しい」「こういう人がトップに登り詰めてって欲しいよ」「ありがとうユーバンクス」など、ユーバンクスの人柄が称賛されるコメントが数多く寄せらた。
思わぬ形で8強入りを果たしたユーバンクス。ツアーレベルの大会で準々決勝に駒を進めたのは昨年8月の「ウィンストン・セーラム大会」(ATP250)以来の約半年ぶり。迎える相手は同じアメリカ選手の第4シード、ブランドン・ナカシマ(同33位)。ユーバンクスには途中棄権した錦織の分まで頑張ってほしいものだ。
構成●スマッシュ編集部
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錦織はコンディション不良を理由に3月19日~30日の「マイアミ・オープン」を欠場して心配されていたものの、今大会1回戦では予選勝者のミッチェル・クルーガー(アメリカ/同141位)に6-4、6-2と快勝。サービスやストロークも好調で不安を払拭したようにも見えた。
しかし2回戦では状況が一変。ゲーム中にはしきりに右肩を気にする仕草を見せ、サービスの威力も半減したようで2度のブレークを献上。試合開始からわずか23分で第1セットを落としてしまう。すると「もうダメ」とばかりに錦織は途中棄権を申し入れ、ユーバンクスの準々決勝進出が決まったのである。
この試合後にも勝利者が行なうカメラサインのパフォーマンスが行なわれた。今大会でのカメラサインと言えば、錦織が1回戦勝利後に平仮名で「にしこり!」と書いたものが「ににり!」にも見えると話題になったが、2回戦ではその錦織の対戦相手であるユーバンクスのカメラサインが注目された。
カメラに向かってユーバンクスが「ケイ、早く良くなってね!」とメッセージを1字1字、丁寧に書き込んだのである。
この様子は『Tennis TV』の公式Xアカウント(@TennisTV)ですぐに公開。すると「ユーバンクスこそ一流の選手だ。ATPではこのような選手が少ない」「クリスくん、ええ子や」「私も圭の回復を祈っている。それにしても、クリスの字はなんて美しいんだろう!!」「ユーバンクス優しい」「こういう人がトップに登り詰めてって欲しいよ」「ありがとうユーバンクス」など、ユーバンクスの人柄が称賛されるコメントが数多く寄せらた。
思わぬ形で8強入りを果たしたユーバンクス。ツアーレベルの大会で準々決勝に駒を進めたのは昨年8月の「ウィンストン・セーラム大会」(ATP250)以来の約半年ぶり。迎える相手は同じアメリカ選手の第4シード、ブランドン・ナカシマ(同33位)。ユーバンクスには途中棄権した錦織の分まで頑張ってほしいものだ。
構成●スマッシュ編集部
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