苦戦が続いている男子テニス元世界ランキング3位のステファノス・チチパス(ギリシャ/現20位)が、名指導者のゴラン・イバニセビッチ氏(クロアチア/53歳)をコーチとしてチームに招聘したことを発表した。
四大大会で過去2度決勝に進出し、2019年には年間成績で上位8名だけが出場できるシーズン最終戦「ATPファイナルズ」を制すなど若くから活躍してきた26歳のチチパス。しかしここ最近は低迷気味で、今季も2月の「ドバイ選手権」でATP500シリーズ初優勝を飾って以降はどこか振るわない。
クレーシーズンは過去3度の優勝を経験している4月の「モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000)とその直後に出場した「バルセロナ・オープン」(ATP500)で共に準々決勝敗退に終わり、続く「マドリード・オープン」(ATP1000)と「イタリア国際」(ATP1000)はいずれも3回戦敗退。そして現在開催中の四大大会「全仏オープン」も2回戦で予選勝者のマテオ・ジガンテ(イタリア/167位)に4-6、7-5、2-6、4-6で敗れ、大会後に更新される世界ランキングで2018年8月以来、約6年10ヵ月ぶりのトップ20陥落が確定した。
今回チチパスが招聘したイバニセビッチ氏は01年のウインブルドンで四大大会初優勝を飾り、21年にクロアチア人で初となる国際テニス殿堂入りを果たしたレジェンド。四大大会で史上最多タイの24勝を誇る元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現6位)を約5年(19年6月~昨年3月)にわたって指導した実績を持つ名伯楽でもある。
チチパスは5月30日に自身の公式インスタグラム(@stefanostsitsipas98)のストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を更新し、名将イバニセビッチ氏とコーチ契約を結んだ旨を報告。同投稿には下記のような喜びのコメントが綴られている。
「ゴラン・イバニセビッチがコーチとしてチームに加わってくれることになり、新たな章の始まりをうれしく思っています。ゴランの経験やテニスへの情熱、そしてチャンピオンとしてのメンタリティを深く尊敬しています。彼と共に歩むこれからの旅が楽しみでなりません。私たちが一緒に築けるものに期待しています」
またチチパスはここ数カ月コーチとしてチームを支えてくれたケレイ・アバカー氏とディミトリス・ハツィニコラウ氏に対する感謝の言葉も綴っている。
「この数カ月間、献身的にサポートしてくれたケレイとディミトリスにも心から感謝の気持ちを伝えたいです。彼らとともに仕事をした時間は、私のキャリアにおいて大切な一章でした。彼らがチームにもたらしてくれた努力と情熱に、深く感謝しています」
不振にあえぐ中で新たな一歩を踏み出したチチパス。イバニセビッチ氏との新タッグで再浮上のきっかけをつかめるか注目だ。
文●中村光佑
【画像】チチパスはじめ、2025全仏オープンを戦う男子トップ選手たちの厳選フォト
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クレーシーズンは過去3度の優勝を経験している4月の「モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000)とその直後に出場した「バルセロナ・オープン」(ATP500)で共に準々決勝敗退に終わり、続く「マドリード・オープン」(ATP1000)と「イタリア国際」(ATP1000)はいずれも3回戦敗退。そして現在開催中の四大大会「全仏オープン」も2回戦で予選勝者のマテオ・ジガンテ(イタリア/167位)に4-6、7-5、2-6、4-6で敗れ、大会後に更新される世界ランキングで2018年8月以来、約6年10ヵ月ぶりのトップ20陥落が確定した。
今回チチパスが招聘したイバニセビッチ氏は01年のウインブルドンで四大大会初優勝を飾り、21年にクロアチア人で初となる国際テニス殿堂入りを果たしたレジェンド。四大大会で史上最多タイの24勝を誇る元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現6位)を約5年(19年6月~昨年3月)にわたって指導した実績を持つ名伯楽でもある。
チチパスは5月30日に自身の公式インスタグラム(@stefanostsitsipas98)のストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を更新し、名将イバニセビッチ氏とコーチ契約を結んだ旨を報告。同投稿には下記のような喜びのコメントが綴られている。
「ゴラン・イバニセビッチがコーチとしてチームに加わってくれることになり、新たな章の始まりをうれしく思っています。ゴランの経験やテニスへの情熱、そしてチャンピオンとしてのメンタリティを深く尊敬しています。彼と共に歩むこれからの旅が楽しみでなりません。私たちが一緒に築けるものに期待しています」
またチチパスはここ数カ月コーチとしてチームを支えてくれたケレイ・アバカー氏とディミトリス・ハツィニコラウ氏に対する感謝の言葉も綴っている。
「この数カ月間、献身的にサポートしてくれたケレイとディミトリスにも心から感謝の気持ちを伝えたいです。彼らとともに仕事をした時間は、私のキャリアにおいて大切な一章でした。彼らがチームにもたらしてくれた努力と情熱に、深く感謝しています」
不振にあえぐ中で新たな一歩を踏み出したチチパス。イバニセビッチ氏との新タッグで再浮上のきっかけをつかめるか注目だ。
文●中村光佑
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