現在開催中のテニス四大大会「ウインブルドン」(6月30日~7月13日/イギリス・ロンドン)の女子シングルスで波乱が続いている。
現地7月2日の2回戦では、前年大会で準優勝している第4シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア/世界ランキング5位)が、同80位のカミラ・ラヒモワ(ロシア)に6-4、4-6、4-6で逆転負け。これで上位10シードのうち、すでに半数が姿を消す異例の事態となった。
1回戦で敗れたトップ10選手は4人だ。第2シードのココ・ガウフ(アメリカ/同2位)と、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同3位)は揃ってストレート負け。第5シードのジェン・チンウェン(中国/同6位)と、第9シードのパウラ・バドサ(スペイン/同9位)はフルセットで敗退した。
なかでも衝撃的なのは、ガウフの敗戦だ。2023年の「全米オープン」、そして今年の「全仏オープン」を制したばかりの21歳は、ウクライナのダヤナ・ヤストレムスカ(同42位)に6-7(3)、1-6。アンフォーストエラー(自分自身のミス)を29回重ねる低調なパフォーマンスに終わった。この敗戦は、前哨戦「ベルリン・オープン」(ドイツ・ベルリン)に続く初戦敗退であり、今季芝生コートでは未勝利となった。
2023年大会以来2度目の初戦敗退を踏まえ、ガウフは芝生コートでの戦いについて語った。
「(勝つためには)プレースタイルを変えることだと思いますが、それが難しい。もしその調整ができれば、ここでうまくやれる自信はあります。本当にここで良い成績を残したいと思っています」
ウインブルドンでのベストリザルトは、2019年と2021年、2024年の4回戦進出。四大大会でガウフが準々決勝に進出した経験がないのは、この大会だけだ。
「キャリアのこんなに早い段階で、芝は無理だなんて決めつけたくありません。でも、ここで成功するには、確実に変化が必要だと感じています」
なお、今大会における上位シード勢の早期敗退は男子も同様だ。男子シングルスでも第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)、第7シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同7位)、第8シードのホルガー・ルネ(デンマーク/同8位)、第9シードのダニール・メドベージェフ(ロシア/同9位)らが初戦敗退。また、第4シードのジャック・ドレイパー(イギリス/同4位)も2回戦で敗れ大会を去っている。
構成●スマッシュ編集部
【画像】ガウフほか、ウインブルドン2025を戦う女子トップ選手たちの厳選フォト
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【関連記事】「相手がシフィオンテクだったら負けていた」サバレンカの無礼な発言にガウフが反論。「誰と対戦しても勝つチャンスはある」<SMASH>
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1回戦で敗れたトップ10選手は4人だ。第2シードのココ・ガウフ(アメリカ/同2位)と、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同3位)は揃ってストレート負け。第5シードのジェン・チンウェン(中国/同6位)と、第9シードのパウラ・バドサ(スペイン/同9位)はフルセットで敗退した。
なかでも衝撃的なのは、ガウフの敗戦だ。2023年の「全米オープン」、そして今年の「全仏オープン」を制したばかりの21歳は、ウクライナのダヤナ・ヤストレムスカ(同42位)に6-7(3)、1-6。アンフォーストエラー(自分自身のミス)を29回重ねる低調なパフォーマンスに終わった。この敗戦は、前哨戦「ベルリン・オープン」(ドイツ・ベルリン)に続く初戦敗退であり、今季芝生コートでは未勝利となった。
2023年大会以来2度目の初戦敗退を踏まえ、ガウフは芝生コートでの戦いについて語った。
「(勝つためには)プレースタイルを変えることだと思いますが、それが難しい。もしその調整ができれば、ここでうまくやれる自信はあります。本当にここで良い成績を残したいと思っています」
ウインブルドンでのベストリザルトは、2019年と2021年、2024年の4回戦進出。四大大会でガウフが準々決勝に進出した経験がないのは、この大会だけだ。
「キャリアのこんなに早い段階で、芝は無理だなんて決めつけたくありません。でも、ここで成功するには、確実に変化が必要だと感じています」
なお、今大会における上位シード勢の早期敗退は男子も同様だ。男子シングルスでも第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)、第7シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同7位)、第8シードのホルガー・ルネ(デンマーク/同8位)、第9シードのダニール・メドベージェフ(ロシア/同9位)らが初戦敗退。また、第4シードのジャック・ドレイパー(イギリス/同4位)も2回戦で敗れ大会を去っている。
構成●スマッシュ編集部
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