男子テニスの坂本怜（世界ランキング291位）が、チャレンジャー大会（下部大会）の「ケーリー・テニス・クラシック」（６月30日～７月６日／アメリカ・ケーリー／ハードコート／CH75）で優勝。昨年の「四日市チャレンジャー2024」以来となる２度目のチャレンジャータイトルを獲得した。

　クレーコートシーズンは４大会のチャレンジャーに出場し、SNSに「クレー楽しんでます」と綴っていたものの結果には結びつかなかった坂本だったが、ハードコートが舞台となった今大会では本領を発揮。

　１回戦で第７シードのニコラス・メヒア（コロンビア／同243位）を6-7(8)、6-3、6-3のフルセットの末に下すと、続く２回戦でも地元アメリカのパトリック・マロニー（同325位）に3-6、6-1、6-2と逆転勝利を収めた。

　そして準々決勝では第１シードトリスタン・スクールケイト（オーストラリア／同104位）に7-6(2)、6-4で、準決勝は第８シードのパトリック・カイプソン（アメリカ／同240位）を7-6(1)、7-6(6)で撃破。

　迎えた決勝でも第２シードのリアム・ドラクスル（カナダ／同147位）も寄せ付けず。最後は193センチの高身長から放った弾丸サービスをコートに沈め、6-1、6-4で戦いに終止符を打った。
  　優勝が決まった瞬間は、両手で小刻みにガッツポーズし、チームと笑顔で喜びを分かち合った坂本。そしてゆっくりとネットに向かい、ドラクスルと審判との握手を交わした後はお決まりの"侍ポーズ"を披露した。

　この様子はチャレンジャーの公式X（@ATPChallenger）やインスタグラム（@atpchallengertour）にも「サムライ・サカモト」との説明と共に公開され、SNSでは「怜くん優勝おめでとう」「クールになった侍ポーズ！」「シード4人撃破は凄すぎる」「最後はサービスエース。カッコよ！」「レッツゴー坂本怜」「素晴らしい！」などのファンからの祝福コメントで賑わっている。

　なお、坂本の次なる大会は「ウィニペグ・ナショナルバンク・チャレンジャー」（７月７日～13日／カナダ・ウィニペグ／ハードコート／CH75）だ。１回戦は中川直樹（同336位）との日本人対決となる。

　６月24日に19歳の誕生日を迎えた坂本。日本テニス界期待の若武者のさらなる活躍に期待がかかる。

構成●スマッシュ編集部

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