男子テニス界の新星ヤクブ・メンシク(チェコ/世界24位/19歳)の優勝で幕を閉じた「マイアミ・オープン」。同大会では日本の18歳、坂本怜がツアー本戦デビューを果たしている。1回戦でアレクサンドル・ミュラー(フランス/同41位)に敗れたものの、マスターズ1000大会の予選突破によりランキングを自己最高の279位へジャンプアップさせた。
そんな坂本が、ATP公式サイトの特集記事「未来の6人! 注目すべきネクストジェンのスター」で取り上げられている。
20歳以下のツアー最終戦「ネクストジェンATPファイナルズ」(12月17日~21日/サウジアラビア・ジェッダ)を見据えて、すでにツアーレベルで活躍しているメンシクやジョアオ・フォンセカ(ブラジル/同59位)に続く新鋭にスポットを当てる内容だ。
坂本については、まず昨年の全豪オープンジュニアでシングルスを制したことに触れて、次のようなコメントを紹介。
「あの大きな大会で優勝したことで、大舞台でプレーできるという自信がつきました。ロッド・レーバー・アリーナでプレーした時の気持ちは、テレビで観戦していた時とまったく同じ。本当に特別な体験でした。人生で最高の思い出です」
その後、坂本は9月にプロ転向し、12月には「四日市チャレンジャー2024」(11月25日~12月1日/三重県・四日市テニスセンター)で優勝。記事ではこのチャレンジャー初優勝が、日本人として錦織圭(同66位)に次ぐ2番目の若さだったことを指摘し、その錦織との関係性をクローズアップしている。
2014年の全米オープン決勝を観ていた幼少期、坂本はテニスと水泳のどちらを選ぶか迷っていたが、最終的にテニスを選択。22年にフロリダのIMGアカデミーへ拠点を移し、そこで日本のエースからアドバイスをもらってきたことを紹介。大先輩の教えには、現在の成功につながるような内容があったことも明かされている。
「2年ほど前、練習中に休憩して水を飲んでいた時、彼は『君の身長とサーブプラスワンでもっとプレッシャーをかけられたら、それは今のトッププロみたいな感じだよ』と言いました。自分のテニスをもう少し攻撃的なやり方に変えようと考え始めました」
順調に成長を続ける坂本は、昨年末からフェデリコ・リッチをコーチにつけている。元世界13位のヤルコ・ニエミネンを指導したイタリア人指導者だ。この新たなタッグにより、「レース・トゥ・ジェッダ」ランキングで現在9位(上位8人が出場)。記事では今季の目標も語っている。
「目標は、全米オープンの予選を戦うこと。そのための十分なランキングを獲得すること。もしネクストジェン・ファイナルズに出場できれば、素晴らしい経験になるでしょう」
ネクストジェンのスター候補として、坂本は世界でも注目され始めている。
構成●スマッシュ編集部
【画像】坂本怜が錦織圭とダブルスを組んで臨んだ2024年ジャパンオープン厳選写真
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そんな坂本が、ATP公式サイトの特集記事「未来の6人! 注目すべきネクストジェンのスター」で取り上げられている。
20歳以下のツアー最終戦「ネクストジェンATPファイナルズ」(12月17日~21日/サウジアラビア・ジェッダ)を見据えて、すでにツアーレベルで活躍しているメンシクやジョアオ・フォンセカ(ブラジル/同59位)に続く新鋭にスポットを当てる内容だ。
坂本については、まず昨年の全豪オープンジュニアでシングルスを制したことに触れて、次のようなコメントを紹介。
「あの大きな大会で優勝したことで、大舞台でプレーできるという自信がつきました。ロッド・レーバー・アリーナでプレーした時の気持ちは、テレビで観戦していた時とまったく同じ。本当に特別な体験でした。人生で最高の思い出です」
その後、坂本は9月にプロ転向し、12月には「四日市チャレンジャー2024」(11月25日~12月1日/三重県・四日市テニスセンター)で優勝。記事ではこのチャレンジャー初優勝が、日本人として錦織圭(同66位)に次ぐ2番目の若さだったことを指摘し、その錦織との関係性をクローズアップしている。
2014年の全米オープン決勝を観ていた幼少期、坂本はテニスと水泳のどちらを選ぶか迷っていたが、最終的にテニスを選択。22年にフロリダのIMGアカデミーへ拠点を移し、そこで日本のエースからアドバイスをもらってきたことを紹介。大先輩の教えには、現在の成功につながるような内容があったことも明かされている。
「2年ほど前、練習中に休憩して水を飲んでいた時、彼は『君の身長とサーブプラスワンでもっとプレッシャーをかけられたら、それは今のトッププロみたいな感じだよ』と言いました。自分のテニスをもう少し攻撃的なやり方に変えようと考え始めました」
順調に成長を続ける坂本は、昨年末からフェデリコ・リッチをコーチにつけている。元世界13位のヤルコ・ニエミネンを指導したイタリア人指導者だ。この新たなタッグにより、「レース・トゥ・ジェッダ」ランキングで現在9位(上位8人が出場)。記事では今季の目標も語っている。
「目標は、全米オープンの予選を戦うこと。そのための十分なランキングを獲得すること。もしネクストジェン・ファイナルズに出場できれば、素晴らしい経験になるでしょう」
ネクストジェンのスター候補として、坂本は世界でも注目され始めている。
構成●スマッシュ編集部
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