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左利きの黄金パターン。アドサイドからのスライスサービスを活用【西岡良仁が自ら語る、戦略・パターン/3】

スマッシュ編集部

2020.03.19

西岡良仁のアドサイドから打ったスライスサービス。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

西岡良仁のアドサイドから打ったスライスサービス。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 しかし、対戦相手も左利きの選手はこのパターンを使ってくると警戒するはず。それはどう攻略するのか。実は相手にバレていても問題ないと言うのだ。さらに、的を絞らせないように工夫もしている。

「相手は当然警戒してきますが、だからといって相手がファーストサービスの時からコート内で構えることは、ほとんどありません。すると、反応を早くして斜め前に入ってボールを捉える必要があります。少し反応が遅くなると甘いリターンになり、僕が主導権を握れます」

「的を絞らせなければ、さらに効果的です。スピードの差をつけたり、回転量や打つタイミングを少し変えたりと工夫しています。バックが得意な人には対応されやすいので、その時はセンターに打つサービスの数を増やして絞らせないようにします。バックが苦手な人にはワイドを打っておけばOKです。IMGアカデミーで練習していた時に、ニック・ボロテリーに『8、9割ワイドでいい』と言われたほどです」(※写真コート図POINT2)。
 
 加えて西岡は、ワイドへのサービスの精度が上がったことで、それほど速くないサービスでもセンターでエースが取れるという効果も表れたと言う。

「15年の全米オープン前ぐらいから、ワイドのサービスの精度が上がってきました。技術の向上、身体ができてきたこともありますが、『ここに打てる』という自信が付いてきたことも要因です。今はライン際を狙うのが怖くありません。かなり回転をかけて曲げているぶん、自然とライン際に行きます。曲げすぎるとアウトしますが、それは仕方ないと考えています」

「ワイドへのサービスの精度が上がったことで、センターにエースが取りやすくなりました。僕のサービスは最速でも時速190キロぐらいで、170、180キロが普通です。それでもエースになるのは、相手がワイドを意識するのでセンターが空くためです。だから、ピンポイントに入れられればエースになります」(※写真コート図POINT3)。
 

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