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国内テニス

望月勇希と島袋将、大学生2人が全日本でベスト4入り。女子は決勝のカードが決まる

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2019.11.01

ミックスダブルスの表彰式。右から優勝の小堀/清水、準優勝の坂井/森崎。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

ミックスダブルスの表彰式。右から優勝の小堀/清水、準優勝の坂井/森崎。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 ケガでプレーできなかったぶん、「ここ(全日本)に向けて調整してきた。力を発揮してアピールしたい」という望月の思いは、そのとおりにコート上で爆発した。高橋との試合は、望月にしてみれば満足の行く出来ではなかった。「サーブは入らない。持ち味のフォアで攻めれない。ずっと打たれっぱなしの展開だった」と望月。しかし「僕はその日の調子でできることを考えてやるタイプ。今できるプレーをやった」と言うように、辛抱強くボールを拾う中で相手のミスを誘い、徐々にペースをつかんでいった。

 そしてファイナルセットでは「自信はなかったけれど意識して攻めていき、それが入った。吹っ切れた」と、積極的な攻撃が復活。最後はサービスエースで試合を締めた。

「いいプレーでベスト4ならアピールになったが、あまり出なかったので…」と、望月はまだ満足していない様子だ。同じ大学4年の島袋も4強にコマを進めた。2人とも卒業後はプロになる。

「2人で決勝を戦えたらすごくうれしい」と望月。そうなって初めて彼はアピールできたと感じるのだろう。
◆ミックスダブルス決勝の結果
清水悠太/小堀桃子(三菱電機/橋本総業HD)
[7-5 6-4]
坂井勇仁/森崎可南子(伊予銀行/橋本総業HD)

清水悠太のコメント
「初めてのペアだったので、最初の試合は緊張したが、2試合目からだんだん合うようになり、本当に楽しくできた。(2連覇だが)2年連続でペアに恵まれたと思う。最後の方は僕は何もしておらず、ペアのおかげです」

小堀桃子のコメント
「久しぶりにこんなに楽しくテニスができた。悠太君のサービスゲームは安心して、私は前にいればきっとやってくれるだろうと思っていた。全日本優勝には変わりないけど、そんなに実感はない。楽しいのが終わったなという感じです」

取材・文● 渡辺隆康(スマッシュ編集部)

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