序盤から互いにサービスキープが続く拮抗した展開となった第2セットもマロジャンが第7ゲームで先にブレークに成功。だが、勝ちが見えてきた中で迎えた直後の第8ゲームでブレークバックを許してしまい、勝負の行方はタイブレークへと突入する。ここではマロジャンが1-4と大きくリードを許すもそこから怒涛の6ポイント連取で形勢を逆転。そのままマッチポイントも1回で取り切り、1時間40分でアップセットを成し遂げた。
キャリア最大の勝利を手にしたマロジャンは試合後のオンコートインタビューで驚きを隠せない様子を見せながら、以下のように喜びをあらわにした。
「今日は全てが完璧だった。観客も、天気も、コートの雰囲気もね。自分の仕事ができて、うれしいよ。タイブレークでは、1-4とリードされたところから、6ポイント連取できた。これはすごいことで、ポイントを連続で取っている間に何が起こったのかがわからなかったが、ただただ全てのボールを打ち返し、自分のベストを尽くそうとした。あのタフな状況で、どうすれば彼(アルカラス)に勝てるか考えているうちに、こういう結果になった。なんと言っていいのかわからない」
初のツアーベスト8進出を懸け、4回戦では第15シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア/16位)と対戦するマロジャン。大きな壁を打ち破ったハンガリーテニス界の新星が次戦もどのようなプレーを見せてくれるのか注目しよう。
文●中村光佑
【連続写真】アルカラスの動かされても力強く返球したフォアハンド
キャリア最大の勝利を手にしたマロジャンは試合後のオンコートインタビューで驚きを隠せない様子を見せながら、以下のように喜びをあらわにした。
「今日は全てが完璧だった。観客も、天気も、コートの雰囲気もね。自分の仕事ができて、うれしいよ。タイブレークでは、1-4とリードされたところから、6ポイント連取できた。これはすごいことで、ポイントを連続で取っている間に何が起こったのかがわからなかったが、ただただ全てのボールを打ち返し、自分のベストを尽くそうとした。あのタフな状況で、どうすれば彼(アルカラス)に勝てるか考えているうちに、こういう結果になった。なんと言っていいのかわからない」
初のツアーベスト8進出を懸け、4回戦では第15シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア/16位)と対戦するマロジャン。大きな壁を打ち破ったハンガリーテニス界の新星が次戦もどのようなプレーを見せてくれるのか注目しよう。
文●中村光佑
【連続写真】アルカラスの動かされても力強く返球したフォアハンド