ケガでコートを離れると、「同期に置き去りにされている」との焦燥が胸を圧する。物事をネガティブにとらえ、長年目指してきた目標にすら懐疑的になった。今年2月末にコートに戻るも、むしろ不安は厚く募っていったという。
そんな折に目にしたのが、杉山愛氏が行なうオンラインセミナーの告知だった。ジュニア選手を対象としたセミナー参加者に応募したところ、当選。そのオンラインセミナーで、シングルス世界8位、ダブルス1位の実績を誇る日本女子代表監督と話せたことが、彼女にとって大きな転機になったという。
「進路のことも含めて杉山さんに相談したら、色々と意見をもらえて、そこでなんだろう……気持ちがガラッと変わったんです。プロになることに関して、ケガも含めて不安要素がたくさんあったんですが、杉山さんは、『今こういう素晴らしい環境にいて、テニスが大好きっていうだけで、それはプロに向いていると思う。プロになりたいという自分の意志があるんだったら、そこに向けて頑張ればいい』って言ってくださって。そこからは前向きに、頑張っていこうと思えました」
この「ガラッと気持ちが変わった」体験のわずか1か月後。小山は恩人とも言える杉山に、実際に会う機会を得る。それが4月末に福井県で開催された、「大東建託オープンsupported by JWT50」だった。 「JWT50」とは、伊達公子や杉山ら、世界ランク50位以上を記録した日本女子選手たちによるOG会的組織。そのJWTにより、今年は複数の国際大会が創設された。大会の趣旨は、若手の育成。福井大会のトーナメントディレクターを務めたのは、杉山だった。
小山もこの大会に、予選から参戦する。
「この頃はだんだんテニスが良くなっていたし、それは本当に杉山さんのお陰という思いがありました。その杉山さんがトーナメントディレクターとしていらっしゃるので、より一層気合いが入っていました」
大会参戦時の想いを、小山が述懐する。果たして小山は、予選2試合で勝利し本戦へ。本戦は初戦で敗れたが、プレーも気持ちも、確実に上向きになるのを感じていた。
そんな折に目にしたのが、杉山愛氏が行なうオンラインセミナーの告知だった。ジュニア選手を対象としたセミナー参加者に応募したところ、当選。そのオンラインセミナーで、シングルス世界8位、ダブルス1位の実績を誇る日本女子代表監督と話せたことが、彼女にとって大きな転機になったという。
「進路のことも含めて杉山さんに相談したら、色々と意見をもらえて、そこでなんだろう……気持ちがガラッと変わったんです。プロになることに関して、ケガも含めて不安要素がたくさんあったんですが、杉山さんは、『今こういう素晴らしい環境にいて、テニスが大好きっていうだけで、それはプロに向いていると思う。プロになりたいという自分の意志があるんだったら、そこに向けて頑張ればいい』って言ってくださって。そこからは前向きに、頑張っていこうと思えました」
この「ガラッと気持ちが変わった」体験のわずか1か月後。小山は恩人とも言える杉山に、実際に会う機会を得る。それが4月末に福井県で開催された、「大東建託オープンsupported by JWT50」だった。 「JWT50」とは、伊達公子や杉山ら、世界ランク50位以上を記録した日本女子選手たちによるOG会的組織。そのJWTにより、今年は複数の国際大会が創設された。大会の趣旨は、若手の育成。福井大会のトーナメントディレクターを務めたのは、杉山だった。
小山もこの大会に、予選から参戦する。
「この頃はだんだんテニスが良くなっていたし、それは本当に杉山さんのお陰という思いがありました。その杉山さんがトーナメントディレクターとしていらっしゃるので、より一層気合いが入っていました」
大会参戦時の想いを、小山が述懐する。果たして小山は、予選2試合で勝利し本戦へ。本戦は初戦で敗れたが、プレーも気持ちも、確実に上向きになるのを感じていた。