なお今後の開催地については、来年のマドリードまでは決まっているが、以降はまだ白紙状態。日本のファンとしては、楽天がグローバル・パートナーを務めることもあり東京開催を期待するところだが、楽天グローバルスポーツ事業部のカダバコル・ラフール氏は、「個人的には日本開催は素晴らしいと思うが、開催地は多角的に考査・評価した上で決めなくてはならない」と発言するにとどまった。
大改革の上で急発進を見せた今回のデビスカップが、一部関係者やファンの肌に馴染まないのは確かであり、選手間からも問題提起が成されている。同時にジョコビッチのように、「以前のデビスカップのフォーマットでは、これ以上、人々の興味を喚起できなかったのも確か。勇気ある変化をサポートしたい」と、改革支持の声をあげる選手も少なくない。
今回のデビスカップをもって、「新たな時代、変わらぬ魂」の成否を問うのは、まだまだ時期尚早だろう。そもそもデビスカップの魂とは、発足当時はその形状から「サラダボウル」と呼ばれた優勝カップを、119年後も人々が渇望するまでの栄光の象徴に磨き上げた、時代を切り開く意志にこそあるのだから。
取材・文●内田暁
大改革の上で急発進を見せた今回のデビスカップが、一部関係者やファンの肌に馴染まないのは確かであり、選手間からも問題提起が成されている。同時にジョコビッチのように、「以前のデビスカップのフォーマットでは、これ以上、人々の興味を喚起できなかったのも確か。勇気ある変化をサポートしたい」と、改革支持の声をあげる選手も少なくない。
今回のデビスカップをもって、「新たな時代、変わらぬ魂」の成否を問うのは、まだまだ時期尚早だろう。そもそもデビスカップの魂とは、発足当時はその形状から「サラダボウル」と呼ばれた優勝カップを、119年後も人々が渇望するまでの栄光の象徴に磨き上げた、時代を切り開く意志にこそあるのだから。
取材・文●内田暁