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海外テニス

新鋭フォンセカのアジアシリーズ全休は副鼻腔炎が原因。「深刻な事態にならなくて良かった」と完治を報告<SMASH>

中村光佑

2025.10.16

レーバー杯の後、アジアシリーズをスキップした理由は副鼻腔炎だったことを明かしたフォンセカ。今は回復しツアーに復帰している。(C)Getty Images

レーバー杯の後、アジアシリーズをスキップした理由は副鼻腔炎だったことを明かしたフォンセカ。今は回復しツアーに復帰している。(C)Getty Images

 昨年末に行なわれた20歳以下のシーズン最終戦「Next Gen ATPファイナルズ」を制し、今年2月の「IEB+アルゼンチン・オープン」(ブエノスアイレス/クレーコート/ATP250)で記念すべきツアー初優勝を飾った男子テニス界期待の19歳、ジョアオ・フォンセカ(ブラジル)。現在世界ランキング45位につける彼は9月下旬の男子団体戦「レーバーカップ」(アメリカ・サンフランシスコ/ハードコート)に出場後、アジアシリーズを全休したのだが、当初これはチームによるスケジュール上の判断だと思われていた。

 ところが実際は「健康面の問題」によるものだったという。フォンセカは10月13日に応じた『ESPN Brazil』のインタビューで、出場予定だった「ロレックス上海マスターズ」(中国・上海/ハード/ATP1000)の開幕直前に“副鼻腔炎”に罹患したことを報告。現在はすでに回復しているとも明かした。

「3~4日ほど寝込んでしまい、それがちょうど上海に出発する直前だったから、大会には出なかった。自宅で休養し、100%の状態でプレーできるよう、しっかり準備することにした。今はもう完全に治っていて、医師からもプレーの許可が出ている。問題なくテニスを再開できているし、深刻な事態にならなくて本当に良かった」
 
 今季は1月の「全豪オープン」(ハード)で予選から2回戦に進出し、6月の「全仏オープン」(クレー)と7月の「ウインブルドン」(芝コート)はいずれも3回戦に進出するなど、最高峰の四大大会でもインパクトを残したフォンセカだが、ATPツアー大会では冒頭のアルゼンチンOP以外は1度もベスト8以上に進めておらず、ここまでの通算成績も21勝14敗と思ったよりは白星を伸ばせていない。それでもある程度現状には満足している様子だ。

「全体的に見て本当に素晴らしい1年だった。周囲の期待が高いことはわかっているけど、今はただ、選手としても人間としても成長し続けたい。それだけだ」

 フォンセカは今週行なわれている「BNPパリバ・フォルティス・ヨーロピアン・オープン」(10月13日~19日/ベルギー・ブリュッセル/室内ハード/ATP250)で約1カ月ぶりの実戦に臨んだが、現地15日に実施された1回戦で元世界22位のボティック・ファンデザンツフープ(オランダ/現86位)に5-7、6-7(2)で敗れ、初戦突破はならなかった。次戦での19歳の巻き返しに期待したい。

文●中村光佑

【動画】フォンセカがツアー復帰を果たすも初戦で敗退。「ヨーロピアンOP」2日目ハイライト

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