国際テニス連盟が公認する女子テニスのITFツアー「カンガルーカップ国際女子オープン」(4月29日~5月4日/ハードコート/W100)が岐阜市・長良川テニスプラザで開催。4日にシングルス・ダブルスの決勝を行ない、大会は幕を閉じた。
ITFツアーはWTAツアーの下部ツアーに当たるが、W100はその中で最も高いグレードで、普段WTAツアーを回るトップ100クラスの選手も出場してくる。日本からも第1シードの伊藤あおい(世界ランク101位)、第5シードの柴原瑛菜(139位)ら上位選手が参戦したが、伊藤は予選勝ち上がりのオーストラリア選手に、柴原は19歳の全日本女王・石井さやか(215位)に、共に1回戦で敗退。全体的に日本勢は苦戦を強いられ、シングルスでは1人もベスト4に残れなかった。
決勝はジャン・シューアイ(中国/164位)とマナンチャヤ・サワンケオ(タイ/113位)が対戦。36歳の大ベテラン、ジャンが6-3、6-4で勝利し、ITFツアーでは5年半ぶりのタイトルを手にした。
そんな中で希望を感じさせてくれたのは、17歳の園部八奏(448位)と18歳の小池愛菜(775位)の若い2人が揃ってベスト8入りしたことだ。今年の全豪オープンジュニア女王である園部は、前週の安藤証券オープン(W100)でプロ大会初優勝を飾ったばかり。今大会では2回戦で格上の本玉真唯(187位)を破るなど、着実に力を付けていることを印象付けた。
小池は予選のワイルドカード(主催者推薦)を得て出場し、2試合に勝って本戦入り。本戦2回戦では石井とのホープ対決を6-2、7-6(4)で制してベスト8入りした。準々決勝では第3シードのマナンチャヤ・サワンケオ(タイ/113位)と7-6(5)、5-7、4-6の大激戦を演じたがわずかに及ばなかった。
園部、小池、そして石井ともアメリカのIMGアカデミーで腕を磨き、世界に負けないパワーや、展開力といった武器を身に付けてきた選手。今後の成長がますます期待される。
シングルスでは優勝争いに絡めなかった日本勢だが、ダブルスでは気を吐いた。第2シードの小堀桃子/清水綾乃が決勝でエミナ・ベクタス/宮崎リリィ百合子(アメリカ/イギリス)に6-1、6-2で快勝。2人のペアで今季3勝目、通算では14個目のタイトルを獲得した。W100での優勝は昨年の高崎に続き2度目となる。
◆シングルス決勝結果
〇ジャン・シューアイ(中国) 6-3 6-4 マナンチャヤ・サワンケオ(タイ)[3]●
◆ダブルス決勝結果
〇小堀桃子/清水綾乃(橋本総業HD/Team LB)[2] 6-1 6-2 エミナ・ベクタス/宮崎リリィ百合子(アメリカ/イギリス)●
※[ ]内の数字はシード順位
構成●スマッシュ編集部
【動画】「カンガルーカップ2回戦」小池愛菜vs石井さやか、園部八奏vs本玉真唯の試合の模様
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決勝はジャン・シューアイ(中国/164位)とマナンチャヤ・サワンケオ(タイ/113位)が対戦。36歳の大ベテラン、ジャンが6-3、6-4で勝利し、ITFツアーでは5年半ぶりのタイトルを手にした。
そんな中で希望を感じさせてくれたのは、17歳の園部八奏(448位)と18歳の小池愛菜(775位)の若い2人が揃ってベスト8入りしたことだ。今年の全豪オープンジュニア女王である園部は、前週の安藤証券オープン(W100)でプロ大会初優勝を飾ったばかり。今大会では2回戦で格上の本玉真唯(187位)を破るなど、着実に力を付けていることを印象付けた。
小池は予選のワイルドカード(主催者推薦)を得て出場し、2試合に勝って本戦入り。本戦2回戦では石井とのホープ対決を6-2、7-6(4)で制してベスト8入りした。準々決勝では第3シードのマナンチャヤ・サワンケオ(タイ/113位)と7-6(5)、5-7、4-6の大激戦を演じたがわずかに及ばなかった。
園部、小池、そして石井ともアメリカのIMGアカデミーで腕を磨き、世界に負けないパワーや、展開力といった武器を身に付けてきた選手。今後の成長がますます期待される。
シングルスでは優勝争いに絡めなかった日本勢だが、ダブルスでは気を吐いた。第2シードの小堀桃子/清水綾乃が決勝でエミナ・ベクタス/宮崎リリィ百合子(アメリカ/イギリス)に6-1、6-2で快勝。2人のペアで今季3勝目、通算では14個目のタイトルを獲得した。W100での優勝は昨年の高崎に続き2度目となる。
◆シングルス決勝結果
〇ジャン・シューアイ(中国) 6-3 6-4 マナンチャヤ・サワンケオ(タイ)[3]●
◆ダブルス決勝結果
〇小堀桃子/清水綾乃(橋本総業HD/Team LB)[2] 6-1 6-2 エミナ・ベクタス/宮崎リリィ百合子(アメリカ/イギリス)●
※[ ]内の数字はシード順位
構成●スマッシュ編集部
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