格闘技・プロレス

新日本「言いたくないけど尊敬すべき変態」高橋ヒロムが田口隆祐との激闘を制す!

THE DIGEST編集部

2020.12.06

ヒロムの挑発にスイッチが入った田口が激闘を見せた。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは5日、『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』鹿児島・サンアリーナせんだい大会を開催した。

 メインイベントでは『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』公式戦、田口隆祐(3勝4敗)と高橋ヒロム(5勝2敗)が対戦した。それまでの試合でSHO、エル・デスペラード、石森太二がすでに6勝目を収めていたため、ヒロムはここでは負けられない。トリッキーな田口との対戦とあって油断もできない状況だ。

 ゴングが鳴ると田口は軽快なステップ、奇妙なダンス、ロープワークを立て続けに行なう。ヒロムは全てに付き合い最後にショットガンドロップキックを放つと、すでにメンタル的に疲労困憊の様子を見せる。

 田口は花道でヒロムをオーマイ&ガーファンクルで捕獲しリングへ返ると、戻ろうとするヒロムをことごとくヒップバットで突き落とし、リングアウトを狙う。しかし、ロープに挟まり動けなくなったスキにヒロムがリングへ戻って、窮地を逃れる。
 
 ヒロムはシットダウン式パワーボム、ターンバックル・デスバレーボムを放ち、そしてTIME BOMBを狙うが、田口が身体を硬直させて回避すると、劣勢の田口にヒロムが「オレはオマエの試合を楽しみにしてたんだよ、その結果がこれか? 返してみろ!」と挑発。すると、そこから田口はキレたかのように息を吹き返す。

 田口はストンピングからヒロムの顔面を両足で踏みつけ「返してみろ」と叫ぶと、ドロップキックを炸裂し、どどんに入る。前方回転エビ固めで切り返そうとしたヒロムを田口は空中で捕獲。ヒロムが田口のタイツを降ろすと、黒フンドシ姿があらわになってしまう。

 タイツを上げた田口はその後もヒロムと互角の戦い。ヒロムはエルボーからトラースキック。田口はカウンターの延髄斬り、どどんを炸裂したが、ここはカウント2。

 最後は田口が掟破りのターンバックル・デスバレーボムからTIME BOMBを狙ったところをヒロムが丸め込んでカウント3。25分超えの熱い戦いに終止符が打たれた。