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「五輪の金メダル候補に名乗り!」松元克央の200自由形“日本新”を米国メディアが称賛!「孫楊がいないいま…」

THE DIGEST編集部

2021.01.23

男子200メートル自由形で日本新を更新した松元克央。(C)Getty Images

男子200メートル自由形で日本新を更新した松元克央。(C)Getty Images

 東京辰巳国際水泳場で行なわれている『北島康介杯』。1月22日、その男子200メートル自由形決勝で1分45秒13の日本新記録を樹立し、見事優勝を飾ったのが松元克央(セントラルスポーツ)だ。

 この快挙を、米国の競泳専門メディア『SWIM SWAM』のジャレッド・アンダーソン記者は「日本のカツヒロ・マツモトが、金メダル候補に名乗りを上げた!」と綴り、驚きを持ってレポートしている。

 長らく同種目で王者に君臨してきたのが、2016年リオ五輪、2017、19年の世界選手権で金メダルを獲得した孫楊だ。しかし中国の英雄には周知の通り、ドーピング違反が有罪とジャッジされて8年間の資格停止処分が下された。昨年末にスイス最高裁がその処分を白紙に戻すよう判決を言い渡したが、東京五輪までに事態が収束する可能性はきわめて低い。

 東京五輪では、いわば本命不在の戦いが予想される。アンダーソン記者は「誰にでもチャンスがあるオープンなレース」と位置づけし、松元の泳ぎは「今シーズンの世界ベストで、12月にオーストラリアのアレクサンダー・グラハムが出した1分45秒69を更新した。彼は金メダル候補に名乗りを上げたのだ」と綴っている。
 
 さらに、「マツモトはオリンピック以降で6番目に速い選手。これまでに1分45秒を切ったのは、孫楊、ダナス・ラプシス(リトアニア)、クライド・ルイス(豪州)、ダンカン・スコット(英国)の4人だけだ」と補足し、「タウンリー・ハース(米国)の1分45秒03にグッと近づいた」と続けている。

 2019年世界選手権銀メダリストの松元は、昨年12月の『日本選手権』で3連覇を達成と、いまや国内では敵なし。同大会では400メートル自由形、100メートルバタフライとの3冠を果たしている。

 今大会2日目の23日、100メートル自由形の予選も全体1位で通過した松元。連日の記録更新を決め込むか。

構成●THE DIGEST編集部

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