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格闘技・プロレス

GAEA入団を夢見た“仙女”。橋本千紘が明かす一夜復帰への本音「私が夢中になって見ていたリングで…」

どら増田

2021.04.26

いまや仙女の象徴ともいえる存在となった橋本は、“憧れのリング”で戦う想いを告白した。

いまや仙女の象徴ともいえる存在となった橋本は、“憧れのリング”で戦う想いを告白した。

 昨年4月に15年ぶりに一夜限りの復活が発表された、長与千種がかつて率いる女子プロレス団体GAEA JAPANの運営会社が中心となって開催が決定していた『GAEAISM ―Decade of quarter century―』が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による1年の延期の末、今月29日に東京・大田区総合体育館で開催予定となった。

「吸い込まれるような面白さ。厳しい環境、ストイックな選手たち。本当に当時、夢中になっていました」

 センダイガールズ(仙女)のエースにして、センダイガールズワールドシングルチャンピオンシップの絶対王者で、“仙女”の象徴とも言える橋本千紘は、もともとGAEAに入団しようとしていた選手であり、今大会の出場選手(OGや男子選手を除く)の中で、唯一リアルタイムで、当時のGAEAを見ていた選手だ。

 アマレスでの輝かしい実績を引っ提げて、2015年にGAEAの血を受け継いでいる仙女へ入団した橋本。何よりも憧れたGAEAの一夜復活に向けては、ここまで仙女とマーベラスが対抗戦を繰り広げて来たなかで、「若い選手たちの今まで見たことがなかった表情や感情が試合をする度に見えて、Road to GAEAISMは私たちの強くなりたいという気持ちを加速させているな」と闘争心を隠さない。

 注目のメインイベントに出場する橋本は岩田美香&「X」のトリオで、桃野美桜&門倉凛&「X」のマーベラス勢と対抗戦を行なう。女子プロレス・ファン必見の一戦に臨む彼女は、「誰が来ても、勝てる」と自信をみなぎらせる。
 
「対戦相手の桃野美桜は、本当にマーベラスを背負っていくという気持ちがすごくて、実際に気持ちだけじゃないのも目に見えてわかります。今回1番倒したい相手です。こいつに勝ちたいって思いが戦いを重ねていくたびに強くなっています。門倉凛に関しては、あまり印象に残ってないですね。強いのか、弱いのかもわからないし、発言も少ない。自己主張の少ない人間なのかなと思います。

 そして、パートナーの岩田美香。同期ですし、1番一緒にいる時間が長いのがこの岩田美香です。この大会が復帰戦で、本当に悔しい思いをたくさんしてきてると思うので、殺伐とした目を復帰戦でみたいです」

 仙女勝利の暁には、譲り渡されるAAAWのベルトを「神棚に置く」と里村明衣子社長が明言していることに関しては、「私はGAEA JPANを見て、プロレスラーを目指しました。AAAWのベルトがすごいベルトという事は本当によくわかります。ですが、私が持つ、仙女のベルトこそが最強で最高のベルトです! 未来を見せられるのは、私の持っているベルトです」とあくまで自らが保持する仙女のベルトがあればいいという考えである。
 
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