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モータースポーツ

「決勝での精神面に注目」Q1敗退の角田裕毅に海外メディアは厳しい見方…一方で本人は初モナコをポジティブに評価

THE DIGEST編集部

2021.05.23

「全てを明日のレースにぶつけます」と意気込む角田のレースに期待だ。(C)Getty Images

「全てを明日のレースにぶつけます」と意気込む角田のレースに期待だ。(C)Getty Images

 F1第5戦のモナコ・グランプリは5月22日に予選が行なわれ、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はQ1脱落となり、決勝レースは16番グリッドからスタートすることになった。

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 2日前のフリー走行2回目(FP2)でリアをガードレールにヒットさせて十分な走り込みができず、その後れを取り戻さんとばかりに午前のFP3では全ドライバー中最多の30周を走り切ったルーキーは、午後の予選では2度目(最後)のアタックで1分12秒096を計測したが、15位セバスティアン・ヴェッテルに0.018秒届かず、Q2進出はならなかった。

 スペインGPに続いての16位という結果に終わった角田だが、不満を露にした前回とは異なる反応を見せ、唯一自身のみが走行経験のなかった伝統の市街地コースでのタイムアタックが、ある程度満足のいくものだったことを、チームの公式サイトを通して明かしている。
 
「これまでに走ったことのないコースということで、今週末は当然ながら(我々にとって)挑戦でしたが、予選のラップはかなり良かったと思いますし、Q2進出を逃したことは不運だったと思います。

 タイムアタックは3周行なう予定が、2回しかできませんでした。セッション中の重量計測が我々の計画に影響を与えてしまい、ベストラップではセクター2でトラフィックに引っ掛かりました。

 全てのデータを分析し、ピエール(・ガスリー)と比べて自分の弱点がどこにあるのかを知ることで、Q3で彼と競り合えるよう向上できると思います。我々はレース毎に確実に進歩していると思いますし、車のパフォーマンスには満足しています」

 自身のSNSでも、「予選は不完全燃焼のうちに終わってしまいました。でも、ポジティブな点もありました。明日のレースに向けて、チームとともに全力で準備します」と前向きな思いを綴った21歳。一方、チームのテクニカルディレクター、ジョディ・エギントンは「ユウキの週末は、あまりスムーズではなかった」と振り返りながらも、予選についてはポジティブな印象を抱いたようだ。

「FP3でうまく回復し、予選で彼は自信をつけた。Q2に進出できなかったのは残念だ。(上位のドライバーに)非常に僅差につけていたし、もっと多くのラップを重ねられたはずだった」
 
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