６月４日からF１第６戦のアゼルバイジャン・グランプリは開幕するが、それに先立ってスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が、チームの公式サイトを通して意気込みなどを語った。

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　ここまで５つのレースを終えている角田は、開幕戦バーレーンGPで９位入賞と好スタートを切るも、以降は自身のミスやマシンのグリップ不足やトラブルなどによって期待されたような結果を残せずいる。また、無線での言動などネガティブな事象で話題を提供してしまっている印象だ。

「自信喪失状態」とも報じられた角田だが、「クラッシュのせいで自信を失ったとは感じません」とこれを否定。課題とする予選では「最終的には自信が必要になります。なので、モナコでは重要な教訓を得られたと思います。市街地コースでは壁をヒットしないことが重要です」と語る。

　モナコGPでは、「フリー走行での周回を増やす計画だったのが、残念ながらフリー走行２回目（FP２）で壁にぶつかってしまいました。あれは最大のマイナスポイントでした」と反省し、アゼルバイジャンGPに向けて「初体験のバクーでは、同じ市街地コースであるモナコでの教訓を活かさなければなりません」と強調し、さらに以下のようにも来る次戦への意気込みを口にした。
  「（バクーで）レースの経験はありませんが、もちろんシミュレーターではドライブしています。ほとんど直角コーナーのようで、ほぼ全てのコーナーが同じスピードのエリアというのも、興味深いです。同じ市街地コースでも、モナコよりは慣れるのが少しばかり簡単なのかなと思います。ここでより良い状況になることを願っています」

「できるだけ多くの周回数を重ね、フリー走行と予選では壁に近づきすぎないことが目標」「モナコでの経験や全ての教訓をアゼルバイジャンで活かしていきたい」と繰り返し語るなど、失敗を繰り返さずに巻き返しを図るという強い意志を感じさせた角田は、また５レースを終えた段階での、F１の印象や自身のアプローチにも言及している。

「まだ、技術面ではかなり難しいですが、５レースを経験しただけなので、これが普通だと思いますし、大事なのは車についてより深く学んでいる最中ということです。僕の考え方は問題ないと思いますし、体調も良く、物事は正しい方向に進んでいると思います。驚きは少なく、幾つかのことに慣れてきました。プレッシャーはまだありますが、F１ドライバーとして一瞬一瞬を楽しんでいるし、常に何か新しいことがあります」