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モータースポーツ

「違う結果もあり得た」10位入賞も角田裕毅は後悔…無線でのコミュニケーション問題も明かす

THE DIGEST編集部

2021.06.29

今季3度目のポイント獲得に成功した角田だが、本人はもっとポジションを上げられたとの想いを持っているようだ。(C)Getty Images

今季3度目のポイント獲得に成功した角田だが、本人はもっとポジションを上げられたとの想いを持っているようだ。(C)Getty Images

 F1第8戦のシュタイアーマルク・グランプリは6月27日に決勝が行なわれ、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は10位でフィニッシュ。アゼルバイジャンGP以来のポイント獲得を果たした。

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 各セッションで好調ぶりを見せ、予選では3度目のQ3進出で最高タイの8番手につけるも、インラップでヴァルテリ・ボッタスへの進路妨害があったとして3グリッド降格のペナルティーを受けていたルーキーは、11番手からのスタートを余儀なくされ、懸命に前の車を追ったが、なかなかオーバーテイクできずにレースを終えることとなった。

 自身のSNSで「アプローチを色々変えて、チームの支えもあり、実りのある週末でした」とポジティブに振り返った角田は、チーム公式サイトでもこの週末についての満足感を示しているが、一方でもっと上の成績を挙げる可能性もあったことを認めている。
 
「先週から良い進歩を果たせたし、ポイントを獲得することができて嬉しいです。トップ10でフィニッシュできたのはとても良いことだと思います。ポテンシャル的には8~9位でフィニッシュできるチャンスがあったと思うので、しっかりと分析して、来週に向けて取り組んでいく必要があります。ここまでで最も安定して戦えた週末だと思うので、全体としてはハッピーだと感じています」

 レース後の公式インタビューでも、「違う結果もあり得たかもしれない。7、8、9位の可能性も」と語った彼は、また予選のボッタスとのインシデントの場面だけでなく、決勝でもタイヤの状態をめぐって、チームとの無線でのコミュニケーションに問題があったことを明かし、「同じことを避けるために分析する必要がある」と課題を挙げた。

「(リタイアに終わった)ピエール(・ガスリー)はとても残念でしたが、マシンのペースが良いことは分かったので、来週一緒に全力を尽くしたいと思います」と同じレッドブル・リンクで開催される次のオーストリアGPへの意気込みを語った20歳について、アルファタウリのジョディ・エギントンTDは「ポイント獲得は彼にとってポジティブなステップだ。今GPで示したペースは、全セッションを通して安定しており、非常に良好なものだった」と評している。
 

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