格闘技・プロレス

カシメロの書類遅延でドネア戦が中止へ。井上尚弥が痛烈批判!「ドーピング検査を回避する奴に資格などねぇ」

THE DIGEST編集部

2021.06.30

カシメロ(左)のドーピング疑惑に、井上(右)がSNSでコメントした。(C)Getty Images

 ボクシングのWBC王者ノニト・ドネアは日本時間6月30日、WBO王者ジョンリエル・カシメロ(ともにフィリピン)との2団体統一戦をキャンセルしたとSNSで明かした。

 ドネアは、8月14日(日本時間15日)に予定していた2団体統一戦は、「(カシメロの)VADA(ボランティアのアンチ・ドーピング機関)の書類提出が5日間遅れたためキャンセルした」と発表。薬物検査に必要な情報を5日遅らせたことで、カシメロへのドーピング疑惑が高まったのだ。

 同マッチの勝者と井上尚弥が対戦すると予想されていたが、これにより事態は一転した。

 これまでSNSやYouTubeなどで「イノウエは俺から逃げている」「俺が真の"モンスター"だ」などと、挑発的な発言を繰り返していたカシメロ。ダスマリナスとの試合を現地で観戦した際は、試合後に以下のように語っていた。

「俺が勝つか?楽勝だ。逆に勝たないはずがない。まずはドネアをやっつけて、イノウエだって叩きのめす。早くやりたいんだ。俺はずっと待っている。誰が一番強いのかを見せてやるよ」
 
 中止の報道を受けて井上は、自身のTwitterで「カシメロ君はもう大口を叩く事はないでしょう。ドーピング検査を回避する奴に資格などねぇ。。お疲れでした」とコメント。

 6月20日に対戦を発表してから、わずか1週間余りでキャンセルと衝撃の結末を迎えた同マッチ。井上の4団体統一への道のりにも影響を与えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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