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“五輪刈り”のハンガリー女子卓球選手がその誕生秘話を明かす「美容室で聞き返されたわ」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.02

ファゼカシュの“五輪刈り”は、SNSで大きな話題となった。(C)Getty Images

ファゼカシュの“五輪刈り”は、SNSで大きな話題となった。(C)Getty Images

 8月1日に行なわれた、東京五輪卓球競技の女子団体戦1回戦。伊藤美誠、石川佳純、平野美宇がエントリーした日本チームはハンガリー代表(マリア・ファゼカシュ、サンドラ・ペルゲル、ドラ・マダラス)と激突し、3-0で準々決勝進出を決めた。

 この試合、ストレート勝ちを収めた日本チームの強さが目を引いたが、もうひとつ注目を集めたのが、第1試合にダブルスとして出場したハンガリーチームのファゼカシュの髪型だ。彼女のヘアスタイルは後頭部がオリンピックシンボルの模様に刈り上げられており、SNSでは「これこそ“五輪刈り”」と大きな話題となっていた。

 このファゼカシュの髪型について、『ロイター通信』はその“誕生過程”を紹介。それによれば、ファゼカシュは2004年のアテネ五輪以来、17年ぶりにオリンピックの舞台に立てたことに対する喜びを表現するために、この“五輪刈り”と、オリンピックをテーマにしたネイルアートを施したという。
 
 ただ、髪型については、担当した美容師も当初は困惑したとのこと。大会前にハンガリーでヘアスタイルを整えようとしたファゼカシュは「美容室に行って『こういう髪型にしたい』とお願いしたら、美容師たちはしばらくの間黙ってしまったの。そして『何?どうしたいって?』って聞き返されたわ」と笑いながら明かしたそうだ。

 本来なら団体戦のハンガリーチームには、ペルゲル、マダラスとともにエースのゲオルギナ・ポータが参戦する予定だった。しかしポータが直前に右肘を痛め出場を辞退したため、代わってファゼカシュがエントリー。残念ながらチームは1回戦で敗れてしまったものの、8月2日に誕生日を迎えた46歳の大ベテランは、日本のファンの記憶に深く刻み込まれたに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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