伝統のル・マン24時間耐久レースは今年で89回目を迎え、8月22日にフランス・サルテサーキットでの決勝レースがフィニッシュ、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのトヨタ・ガズー・レーシング7号車が優勝を飾った。トヨタは予選に続いて1、2フィニッシュを記録するとともに、同レース4連覇を達成している。
前日に強い雨が降った中でのレースは、予選2位の中嶋一貴、セバスティアン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーのトヨタ8号がスタート時に追突されて最後尾に落ちる波乱のスタートとなり、ポールポジションの7号車も2度のパンクに見舞われる。しかし、猛烈な追い上げの末に先頭に立ってからは3位のアルピーヌ36号車との差を広げ、途中で両車ともに燃料システムのトラブルに見舞われたものの順位を落とすことはなく、7号車、8号車の順でのランデブー走行の末に、見事チェッカーフラッグを受けた。
2018、2020年と勝利を目前にしながらトラブルに泣く“悲劇”を経験し、AFコルセ時代を含めて6度目の挑戦でついに頂点に立った小林は、「ル・マンの勝者としてここにいるというのは、最高の気分です。ここに到るまでに、何年も何年も、様々な経験を経てきましたし、その中には本当に辛いものもありました」と喜びを表わすとともに、レースについては「終盤の7時間は、生き残るために死力を尽くして戦う必要があり、とても難しい作業でした」と振り返った(トヨタ・ガズー・レーシング公式サイトより)。
一方、豊田章男チームオーナーは、悲願成就の7号車のドライバーたちに対し、「可夢偉、マイク、ホセ、やっと"忘れ物"を取ってこれましたね。おめでとう!本当によかった!」と祝福のメッセージを送り、マシントラブルやチームのミスで優勝を逃し続けていたことに対する心苦しさや申し訳なさを語るとともに、「だけど君たちは、一度も誰かを責めることはしませんでした」として、ドライバーへの感謝の意を示した。
前日に強い雨が降った中でのレースは、予選2位の中嶋一貴、セバスティアン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーのトヨタ8号がスタート時に追突されて最後尾に落ちる波乱のスタートとなり、ポールポジションの7号車も2度のパンクに見舞われる。しかし、猛烈な追い上げの末に先頭に立ってからは3位のアルピーヌ36号車との差を広げ、途中で両車ともに燃料システムのトラブルに見舞われたものの順位を落とすことはなく、7号車、8号車の順でのランデブー走行の末に、見事チェッカーフラッグを受けた。
2018、2020年と勝利を目前にしながらトラブルに泣く“悲劇”を経験し、AFコルセ時代を含めて6度目の挑戦でついに頂点に立った小林は、「ル・マンの勝者としてここにいるというのは、最高の気分です。ここに到るまでに、何年も何年も、様々な経験を経てきましたし、その中には本当に辛いものもありました」と喜びを表わすとともに、レースについては「終盤の7時間は、生き残るために死力を尽くして戦う必要があり、とても難しい作業でした」と振り返った(トヨタ・ガズー・レーシング公式サイトより)。
一方、豊田章男チームオーナーは、悲願成就の7号車のドライバーたちに対し、「可夢偉、マイク、ホセ、やっと"忘れ物"を取ってこれましたね。おめでとう!本当によかった!」と祝福のメッセージを送り、マシントラブルやチームのミスで優勝を逃し続けていたことに対する心苦しさや申し訳なさを語るとともに、「だけど君たちは、一度も誰かを責めることはしませんでした」として、ドライバーへの感謝の意を示した。